本の紹介71
2学期が始まりました
長い夏休みも終わり、2学期が始まりました。日中は暑くても、夜は涼しくなってきました。秋の夜長にご家族で読書タイムはいかがですか。
*この2ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。
<絵本>
まるまるまるのほん エルヴェ・テュレ作 谷川俊太郎訳 ポプラ社(2010,6)
電子ブックのように、絵をクリックしたりしながら読み進む楽しい絵本です。
でんしゃはうたう さんのみやまゆこぶん みねおみつえ 福音館(2009.4)
電車に乗ると聞こえる音。まるで電車が歌っているようで、楽しく電車に乗っている気分にさ
せてくれる絵本です。幼児~。
おはなししましょう 谷川俊太郎文 元永定正絵 福音館(2011,9)
みんな違っているけれど、敵になりたくないからいろいろ話しましょう。平和の絵本。
ピース・ブック トッド・パール作 堀尾輝久訳 童心社(2007,7)
各ページに平和を考えるメッセージが日本語と英語で書かれています。
青いかいじゅうと赤いかいじゅう デイビッド・マッキー作 北沢杏子文 アーニ出版(1989,11)
青いかいじゅうと赤いかいじゅうの間にある山を崩すことによって、お互いを認め合うことが
できるようになりました。愛と平和を考える絵本です。
いろいろへんないろのはじまり アーノルド・ローベル作 牧田松子訳 冨山房(1975,3)
色のない灰色の世界を変えようと、魔法使いは魔法の薬を作りました。
電信柱と妙な男 小川未明作 石井聖岳絵 架空社(2004,7)
夜になって広が寝静まってから散歩に出かける男と、夜中に散歩をする電信柱。楽しいお話。
やさいの花 埴沙萌写真 嶋田泰子文 ポプラ社(2016,5)
あまり見ることのない野菜の花を写真と文でわかりやすく紹介しています。
あおむしのぼうけん イルムガルト・ルフト作 松沢あさか/花岡昭子訳 さ・え・ら書房(2001,4)
道路の向こうに生えている草を食べたい青虫は、無事道路を渡ることができるのでしょうか?
おしえて、レンブラントさん ヤン・パウル・スクッテン文 マルテイン・ファン・デル・リンデンル・リンデン絵 野坂悦子訳
BL出版(2015,3)
レンブラントの名画「夜警」をもとに作られた絵本です。
ぼくがラーメンたべてるとき 長谷川義史 教育画劇(2007,7)
ぼくがラーメンたべてるとき、その隣では?平和を考える絵本です。
おばあちゃん 谷川俊太郎文 三輪滋絵 いそっぷ社(2016,5) *1982年ばるん舎刊の復刻版
認知症になった著者の母親への対処に悩んだ経験をもとに描かれた絵本です。
人類の歴史を作った船の本 ヒサクニヒコ 子どもの未来社(2016,1)
いろいろな船と歴史の事項を結び付けて紹介しています。年表・用語解説付きです。字もかな
り細かいので小学校中・高学年以上対象です。
<高学年~>
光を失って心が見えた 新井淑則 金の星社(2015,11)
中途失明した筆者が、中学の教師として復職し、見えないことによって見えるようになったことを語ります。165ページ
ワンダー R・Jパラシオ作 中井はるの訳 ほるぷ出版(2015,7)
オーガストは下顎顔面異骨症。見た目を除けば普通の男の子です。10歳で初めて学校へ行くことになりますが…。421ページ
金沢のルーツ砂金を探せ! 四ケ浦弘著 細川理衣絵 *自費出版(2016,3)
金沢の地名の由来、金洗いの沢。金沢の砂金の歴史と見つけかたえをまとめた本です。96ページ
ベンツと自動車 ダグ・ナイ作 古井知代子訳 玉川大学出版部(2016,5)
世界で初めて実用的なガソリン自動車を作ったベンツの伝記です。121ページ
<中学生~>
ケルトの白馬 ローズマリー・サトクリフ作 灰島かり訳 ほるぷ出版(2000,12)
イギリスにある、古代ケルト人の手による巨大な白馬の地上絵。どのようにしてこの絵が描かれたのかの物語です。203ページ
<高校生~>
原爆で死んだ米兵秘史 森重昭 潮書房光人社(2016,7)
被爆米兵捕虜を調べ続けた著者。驚きの事実が記されています。広島を訪れたオバマ大統領に抱きしめられた様子が報道されたのでご存じの方も多いことでしょう。251ページ
ラプラスの魔女 東野圭吾 KADOKAWA(2015,5)
映像プロデューサーの水城が温泉地で硫化水素中毒死。その後も別の温泉で無名の俳優がやはり硫化水素で亡くなります。事故なのかそれとも…?意外な結末に。452ページ
告白 チャールズ・R・ジェンキンス著 伊藤真訳 角川文庫(2006,9)
北朝鮮に拉致されてからの様子、家族で日本に住めるようになるまでのことが詳しく書かれています。日本を含む各国の拉致被害者の思いを知ることができます。298ページ
自分の考えを「5分でまとめ」「3分で伝える」技術 和田秀樹 新講社(2006,12)
情報や考えをまとめる力がないと、伝えることもうまくいかない、まとめる力をつけることの大切さと方法を伝える本です。190ページ
(2016,9,7)