中学国語の勉強法

 質問「国語の勉強方法がわからない。」

    「国語の点数を上げたい。」

基本は教科書の音読です。

 定期テスト前、学校ワークをやる前に!
教科書の音読をしていますか?
 流し読みはダメですよ。
 ただ文字や言葉を読むのでは 意味がありません。
ラジオのアナウンサーになったつもりで、教科書を見ないで聞いている人に意味がよくわかるように(小説や詩では情景が思い浮かぶように)意識して読みます。
 そして
1回では無理です。最低3回は読みましょう。
(中学生の教科書の文章は長いので、自分が集中できるくらいの長さに区切りましょう。)
(形式段落、意味段落などまとまったところで区切ります。)

勉強方法は・・・
中1ポピー4月号巻末ハイレベル問題より

問題をやる時も同じです。
まず音読!です。

右はポピーの中1国語です。

上の文を3回!読みます。

・文を味わいながらゆっくり読みましょう。
・句読点のあるところで間を取るのはもちろん、必要なところでしっかり間をとって読みましょう。
・わからない「ことば」「漢字」は
必ず調べましょう。

文章を読みながら・・・

〇段落ごとに「なにが書いてあるか?」カンタンに書きましょう。

接続詞に印をしましょう。
  ※一番下に接続詞を紹介しています。
〇読み終わったら
 問題に挑戦しよう!

※問題が指示している場所は
 必ずチェックしながらややります。

次に、解答を見て正解チェック!

(知ってた?)
ポピーは国語に強い!
ポピーの解答はスゴイ!!
こんなに"わかりやすい"教材はないね。
「この問題は、ここを見ればわかる」と
わかりやすく解説しています。

国語は読むのが面倒だから
やらない人が多いけど
やった人は必ず高得点ゲットしています。
 解答も音読!
スミからスミまでしっかり読みましょう。

意味がわかるまで
くり返して読む!
(赤を使ってチェックしよう)

下の段の「考え方」が大切!
考え方を読んで、文章のどこのことか
見て!読んで!コツをつかもう。

ここで一度、解き方を確認しておく。



答えあわせは・・・解答を思い出して、同じように文に線を入れよう!



ポイントも書き出しておこう。








このようにていねいに勉強する。それをくり返す!コツがわかってきます。
そうすると、イヤでも国語の点数が上がります。
さらに
ポピーなら、定期テスト前に教科書と同じ文章の読解方法がわかります。

テストでは時間をかけて音読はできません。
だから!
いつもの勉強で音読練習ていねいな勉強が必要なのです。

 ポピー国語をきちんとやれば心配いりません。

もちろん他にも 
・新出漢字・語句は覚えましょう。(配点によっては20点くらいの時もあります)
 声に出しノートに書いて、絶対に覚えようという気合を入れて覚えます。
 これは忍耐と努力が必要です。

 ポピーには各学年前・後期2冊の漢字のおぼえるモードがついています。
 使い方の例文もついているので漢字が覚えやすくなっています。
 毎月のフレスタ国語にその単元の進出漢字と語句の意味も出ているので
 これも利用しましょう。

・国語の文法は
 ポピーの別冊「国語の文法」でわかる!
 (中学で習う文法が1冊にまとまっています) 

 「覚えること」⇒「例題」の順番で
 順番にやれば、すごく文法がわかる!1冊です。

 文法がテスト範囲の時は必ずやっておきましょう。
・定期テストの最強のミカタは「定期テスト予想問題集」
 「同じ問題がでた!」とよく聞きます。

 テスト前の総仕上げに必ずやっておきましょう。

 
国語でもっとレ ベルアップを狙うなら
・普段から新聞を読む。(テレビ欄は除く)
・教科書で取り上げられた文章が出ている本を読む。
(教科書はたいてい抜粋です。出典が書いてあるので、図書館の司書に尋ねると探してくれます)
・内容の濃い本を読む。(新潮文庫や岩波新書)
・毎日文章を書く。
 などできることはいくらでもあります。
 国語は他の教科と違って、勉強すればすぐに点数に反映するものではありません。
ある日突然なんかわかるようになったといいます。
その日が来ることを信じて諦めずに努力していくことです。

《接続詞の種類》
 
①順接………… 原因・理由の事柄が前にあり、結果が後にくる。
 彼は熱心に勉強した。だから、いい点数だった。
 [それで・だから・そこで・したがって・すると]
 
②逆接………… 前の事柄と反対のなるような事柄がくる。
 彼は熱心に勉強した。しかし、悪い点数だった。
 [けれども・しかし・だが・でも・ところが]
 
③累加(添加)… 前の事柄に後の事柄を付け加える。
 彼は熱心に勉強した。さらに、家の手伝いもした。
 [さらに・しかも・そのうえ・それに・なお]
 
④並立(並列)… 前の事柄と後の事柄が並ぶような関係になる。
 彼は勉強家であり、また、スポーツマンでもある。
 [また・ならびに・および]
 
⑤対比・選択…… 前の事柄と後の事柄を選ぶ。
 テストは国語、または理科で受験してください。
 [あるいは・それとも・または・もしくは]
 
⑥説明・補足…… 前の事柄に説明や付け足しをする。
 彼はいい点数だった。なぜなら、熱心に勉強したからだ。
 [つまり・なぜなら・すなわち]
 
⑦転換………… 話題を変える。
 さて、今度は何を作ろうか。
 [ところで・さて・では・ときに]


学校サマーワーク中心の勉強法

夏休みの宿題を利用して成績アップ!

勉強の流れは・・・

①「学校ワークをやる。」
  注意点 ・・・「自力でやる」
        解説も教科書も見ないでやる。
  (今の頭の中にどれだけ入っているかを調べる)

②「〇つけ」※単元ごと、区切りごと、答えをもらったら・・・
  注意点 ・・・「正確に〇をつける。」
        〇なら「やった!」
        ×なら・・・即、お直しノートだ!!③
                 (学校自学ノートなら一石二鳥)

                              お直しのやり方です。
正しい勉強のお直し例.JPG

お直しは「ノート」「大きめの付箋紙」でやります。

お直しの書き方は
・なぜ間違えたか?を書き出す。
 上の例では、「たし算のくり上がりを忘れた・・・」
 これを「ミス」と流してはいけません。
 「クセ」かもしれませんね。(同じミスを繰り返す)
 まず、ミスの原因を書き出します。

・書くことで次から注意するようになる。
 同じミスをすれば、また書けばいいですね。
 「問題をよく読む」なんて効果がありますよ!

・どこに注意すれば、何を覚えれば次できるのか
 書き出す。(自分の言葉や感覚で!)
 例では、中学理科の地震の問題です。
 「初期動」でなく正解は「初期微動」でした。
 「小さい揺れは微動!」「最初にくる!」
 じゃもう一つの波は?
 ここでしっかり覚えることを書き出すのです。

・書き出しはシンプルに!でないと覚えない。



この頭の中で整理することが最高の勉強になります。 
・お直しノートの量が夏休みに覚えた(進化した)量になりますよ!
・ここで、教科書や学校ノート、ポピーの資料集、インターネット活用です。
・スゴイ情報が入ったノートになると・・・宝物になりますね。

④「確認」です。「8月号ポピー」を使って本当にできるか?確認です。
  注意 ・・・ ポピーの問題でわからない問題は
         「お直し」です。⇒解答解説を見てしっかりやり方を覚えましょう。
          ※ポピーには難易度の高い問題もあります。

⑤最終確認です。ワークの「×問題」「ポピーの×問題」に再挑戦です。
  注意 ・・・ 間違えれば、「はい。お直しノートです。」

今年の夏は!インアウト学習法を身につけよう!
お直しノートを作ってノートを増やそう!

なぜかスッキリしない・・・。わからない。
そんなときは、いえサポへ写メールしよう!(無料)
    ※方法は「親ばか通信(毎月のポピーお届け時)」にあります。
問題によっては問題解決BOX(ブログ)で公開してお知らせします。












たのしく勉強1~6

たのしく勉強!1

大型連休に家族で旅行される方も多いと思います。
旅行先ではいろいろな気付きがあることと思います。
ぜひ、親子で話題にしてください。
それがきっと、机上の勉強よりもずっと子どもの心の奥深くまでの知識となることでしょう。
学生時代に国内を旅行して時差があることに気づき、各地の日の出日の入り時刻を調べました。
机上の勉強では緯度・経度が違えば時差があることは頭ではわかっていましたが、実際体験して本当に自分の知識として定着しました。

では、ちょっと難しい問題を。
問題をよく読んでください。(  部に注意)
親子で挑戦してみてください。
①日本の県庁所在地の中で、夏至の頃、最も日の出の早いところと遅いところはどこでしょう。
 また、その差はどれくらいでしょう。
②日本の県庁所在地の中で、冬至の頃、最も日の入りの早いところと遅いところはどこでしょう。
 また、その差はどれくらいでしょう。

国立天文台のHP、暦計算室の各地のこよみで調べられます。
子どもでも見やすいHPです。

答えと解説については“たのしく勉強!2”


たのしく勉強!2

前回の問題、親子で挑戦されましたか?
解説と答えを載せます。

①日本の県庁所在地の中で、夏至の頃、最も日の出の早いところと遅いところはどこでしょう。
 また、その差はどれくらいでしょう。
 <答えと解説>
  最も日の出が早い・・・札幌市(北海道) 
  最も日の出が遅い・・・那覇市(沖縄県) 
  その差は約1時間40
  
  2015/6/22の日の出・・・札幌市は3:55那覇市は5:38(標準時の明石は4:47)
  2015/6/22の日の入・・・札幌市は19:18那覇市は19:25(明石は19:16
    夏至の頃の昼の長さは札幌市は約15時間20分、那覇市は約13時間50
  (明石は約14時間30分)

②日本の県庁所在地の中で、冬至の頃、最も日の入りの早いところと遅いところはどこでしょう。
 また、その差はどれくらいでしょう。
 <答えと解説>
最も日の入が早い・・・札幌市(北海道) 
  最も日の入が遅い・・・那覇市(沖縄県) 
  その差は約1時間40
  
  2015/12/22の日の入・・・札幌市は16:03那覇市は17:43(明石は16:53)
  2015/12/22の日の出・・・札幌市は7:03那覇市は7:13(明石は7:03
    冬至の頃の昼の長さは札幌市は約9時間、那覇市は約10時間30
  (明石は約9時間50分)

*この問題は日本地図太陽は東からのぼり西へしずむことを知っていれば、札幌と那覇は答えられます。
 (但し札幌市と岩手県の盛岡市の経度の差はわずかなので調べる必要あり)

*答えと解説だけを見るのではなく、なんで?と思いを広げていろいろと考えたり調べたりするともっと面白くなります。
今回の問題は夏至と冬至の頃でしたが、春や秋は?と考えてみるのも面白いでしょう。
また、日本の一番北と南(東と西)だけではなく、東京と大阪でも時差があります。(私が最初に時差に気づいたのは学生時代、東京の日暮れが早いことでした。)

<参考に>
 札幌市・・北緯43.0667°東経141.3500°(県庁所在地の中で最も北、東)
 那覇市・・北緯26.2167°東経127.6667°(県庁所在地の中で最も南、西)
 明石市・・北緯34.6431°東経134.9975°(日本のだいたい真ん中)
 1°違うと約4分の時差・・60分×24時間=1440分 1440分÷360°=4

国立天文台のHPを参考にしました


たのしく勉強!3

大型連休前ということで、今回もお出かけ先での楽しく勉強のヒントを。
旅行先では観光地やテーマパークに、そしてお土産屋さんへ行かれる方が多いことと思います。
ここで、ぜひ訪れてほしい場所があります。
それは、そこに住んでいる人が普段利用しているスーパーマーケット
特に生鮮食品売り場。
売られている野菜・魚などの産地と価格を見ると、学校の社会で勉強したことと結びつくことが多いものです。

私事で恐縮ですが、長崎、松山(愛媛県)、大阪、札幌(北海道)を訪れて発見したことを紹介します。
長崎では秋の終わりから冬にかけて“じげもん”(地元のもの)売り場では必ずみかんがたくさんあります。
一袋100円くらいでとてもおいしいのです。(こちらで買うと同じ量で300400円程度)
冬にはかつお菜が売られています。
これは九州の野菜です。
春先には地物のほうれん草は山ほどあって100円くらいです。
魚の種類も多く安く新鮮です。(長崎県の漁獲高は日本2位で)
ところが、札幌では春先は道内産の野菜の値段は高く、道外産の野菜も関東産のものが多く高い。(九州四国産の安い野菜はあまり売られていない)
魚も種類が少なくやはり高めです。(北海道の漁獲高は日本1位)
おそらく、気候、輸送コスト、漁業形態の違いなどの要因があると考えられます。
冬の松山へ行くと、見たこともないような様々な種類のかんきつ類が並んでいます。
大阪ではいかなごのくぎ煮が普通においてあります。
春先になると生のいかなごやいかなごのくぎ煮のジャンボパックまで売られています。(いかなごのくぎ煮は兵庫県明石の名産だそうです)

出かけた先で、自分の住んでいるところとは違うことをたくさん見つけて、なんで?と親子で考えたり調べたりすると、生きた社会科の勉強になることと思います。


たのしく勉強!4

統一地方選挙が終わりました。
ご家庭で話題にのぼったでしょうか?
この機会に政治の仕組みなど親子で話すことができたら素敵ですね。

ニュースを見ているといろいろな市町村の選挙戦の様子が出ていました。
知らない市町村については地図で場所を確認してみましたか?
いろいろな市町村の様子を見て、全国にどれだけの市町村があるのか、また、どれくらいの広さのところにどれくらいの人が住んでいるのか疑問に思い調べてみました。

ここで問題です。
①全国の市町村の数(特別区を含む)はどれだけでしょう?
②全国の市(特別区を含む)の中で人口・面積・人口密度が最も多い市と少ない市はどこでしょう。
③全国の町村の中で人口・面積・人口密度が最も多い町村と少ない町村はどこでしょう。

*インターネットの都道府県市町村ランキングデータで調べられます。
 (以下の答えと解説はこのランキングデータを参考にしました)
*特別区についても調べてみるといいですね。

<答えと解説>
①全国の市は790あります。
 特別区(東京都)は23です。
 町は745、村は183です。
 *2015,4,1現在のデータ
 *特別区については大阪都構想で話題になっています。

②最も人口が多いのは横浜市(神奈川県)・・3710008
 最も人口が少ないのは歌志内うたしない(北海道)・・3749
  *約1000倍の人口差
 最も面積が広いのは高山市(岐阜県)・・2177.61k
 最も面積が狭いのはわらび(埼玉県)・・5.11 k
 最も人口密度が多いのは豊島区(東京都)・・22569.41/k
  *市の場合は蕨市が13986.69/k㎡で最も多い
 最も人口密度が少ないのは夕張市(北海道)・・12.34/k
 *2014,10,1現在の推定人口
 *人口密度15位まではすべて特別区(東京都)が占めています。

③最も人口が多いのは府中町(広島県安芸郡)・・50976
 最も人口が少ないのは青ヶ島村(東京都八丈支庁)・・190
 最も面積が広いのは足寄あしょろ(北海道足寄郡)・・1408.04 k
 最も面積が狭いのは舟橋村(富山県中新川なかにいかわ郡)・・3.47 k
 最も人口密度が多いのは志免しめ(福岡県糟屋かすや郡)・・5221.86/k
 最も人口密度が少ないのはひのまた(福島県南会津郡)・・1.58/k
 *2014,10,1現在の推定人口

*上記の市町村がどこにあるのか、ぜひ地図で調べてみて下さい。
 位置・地形などからランキングデータが示している数字の理由がわかることもあると思います。
 親子で調べたり考えたりするといいでしょう。
*自分が住んでいる都道府県の市町村のランキングもぜひ調べてみましょう。


たのしく勉強!5

連休ということで、今回は旅行の計画も含めて時刻表のお勧めです。
最近はインターネットで列車の時刻を調べることができるので、なかなか時刻表を見る機会もなくなりました。
小学校の中・高学年くらいになれば、時刻表を見ることができます。
ぜひ親子で見てみてください。
路線図や駅名、列車の停車駅と時刻はもちろん、列車の編成や運賃もわかります。
目的地へ行くために、どの列車に乗ってどこで乗り換えて・・・、と考えることによって夢が広がります
新幹線や特急だけではなく、各駅停車を乗り継いで旅をする計画を立てるのも楽しいでしょう。
家族旅行のプランを子供に立ててもらうのもいいと思います。
高学年になればできます。
これは、根気のいることですし、乗り換えに要する時間を考慮するなどいろいろな要素があり思考力も必要です。
でも、自分で立てた計画で家族が楽しんでくれたならこんなうれしいことはありません。


たのしく勉強!6

連休には遠近を問わずお出かけになる方が多いことと思います。
その時にはぜひ外の風景を見てください。
車の中から見える風景、列車の窓から見える景色、子供たちはいろいろなものを発見します。
うるさいからとゲーム機で遊ばせるなんてもったいないです。
(小さな声で会話することはそう迷惑にはなりません。
マナーを教える機会にもなります。)
飛行機の場合は晴れていれば地形などが見えます。川の蛇行、雪を頂いた山、半島など地図で見るのと同じであることにきっと感激することでしょう。

また、車に乗った時は「あと○○まで何キロだね。今、だいたい時速△キロで走っているから、渋滞がなければ□時間くらいでつくかな。」
子どもは自然に距離感をつかんだり速さへの興味関心を持つことができます。
新幹線や飛行機内でも速度や現在地が示される時があります。
親子で話題にしてみるといいですね。
楽しく算数や社会の勉強の基礎ができます。