NO402 8月3日のブログから
夏休み前に「みんな塾へ行くし、オレも・・・」
と言いだし、お母さんから相談をいただきました。
「否定することなく、入試について話し合う機会にすれば」
とアドバイスしました。
「どこの塾にするの?」
「あそこは、〇〇部がみんな行っていてさわがしいし」
「あっちは、〇〇とか友だちが行っているし・・・」
「〇〇塾は高くて無理だし。」
「どこの高校を受験する?」
「うーん・・・、〇〇高校か、近い△△高校かな」
「でも、〇〇高校なら、今の点数でも入れるか」
「△△高校も、これまで勉強してなかったし、
それでも塾へ行っている子より点数はイイし、
ちょっと勉強すれば入れるかな・・・・」
「やっぱり、塾は行かんでもいいわ。」
となったとご報告をいただき
夏休みに数回、勉強のやり方を指導することになりました。
「何が苦手?」
「社会の歴史がぜんぜんダメで・・・」
「それなら、教科書とノートを持ってきて」
「じゃ一緒にやってみるよ。まず、文ごとに読んで
太い字をノートに書き出して・・・
それを線で結んで、メモも入れたほうがいいよ。」
「単元が終わったら、ポピーの問題をすぐやってね。」
・・・・・
2ページほど一緒にやり方を練習して
「どう、なんとなくわかった?」「こんな感じでできそう?」
「これなら、できそう。」
「でも、逆算すると・・・1日20ページはやらないと・・・」
それで、先日、とうとう歴史の教科書が終わりました。
ノートは2冊になり
色別の付箋紙がびっしり貼り付けてありました。
「この付箋紙、なに?」
「赤が戦いで、青が文化で・・・・」
「へぇーこれはイイね。」
「歴史がわかってきて、記述問題も書けるようになった?」
「うん。だいたいわかるようになってきた。」
・・・・・
お母さんも
「どの勉強でも、よく読むようになって、調べるようになった。」
「これ知ってる?と歴史の話もするようになった。」
イイ感じです。
歴史の勉強だけじゃなく
多くのことを学び人としても大きく成長していますね。
みんなで塾へ行って10万20万お金をかけるパターンと
家で自分で大変だけどがんばるパターンと
どちらがよいと思いますか?
自分で頑張れる子にしたければ
小学生の頃から「心」「技」「体」の力をしっかり鍛えておいて下さい。
NO408 9月8日のブログから
中3年はテストが返ってきました。
サポート教室でも
「何点だった?」
「最悪やった!」「まあまあだった」「上がった!」
いろいろですが
おもしろいことに
点数が悪い子ほど自分の点数を覚えていません。
忘れたい?見たくない?気持ちもわかりますが・・・
パッと見て、カバンの奥に突っ込んで・・・そんな感じですか。
さらに
親も見たくないのか、きちんと見ている方も少ないようです。
徳川家康が三方ケ原の戦いで武田軍に敗れ敗走。
その時、家康は馬に乗りうんこを漏らしながら
浜松城へ逃げ帰ったといわれています。
そして、家康はすぐ絵師を呼んでその時の自分の
情けないしかめっ面した姿を画かせたました。
さらに、その絵を飾って、二度とこんな思いをしないための
戒めにしたと言われています。
(諸説ありますが)
まずは自分の点数をしっかり受け入れる!
悔しい!情けない!と思うことからです。
そして、小学生なら
お母さん、お父さんにしっかり見せる。
通知簿も親に正座して見せて
「うん。がんばったね。」と一言なんていいですね。
(ひと昔前の家庭ではこんな感じでした)
勉強は大切なこと!と伝えていたんですね。
無視していたら伝わりませんよ!
以前ブログでアップした中3の子(Aくん)。
夏休み塾へ行くか行かないかで家族で相談。
そして
「塾へ行かないで自分でやってみる!」
内容は
苦手な社会対策として
教科書を最初から読み、太い字をノートに書き出し
線でつなぐ(ポイントはメモ程度に書き込む)
夏休みにノート2冊を使ってやり終えたました。
先日、テストの結果を聞いたところ
苦手な社会が約20点UP!
理科も点数が上がり、合計でも良い点数でした。
本人は
「友だちで、自分より点数が上の子や毎日塾へ行った子は
点数が下がり、自分より悪くなっていた。」と言っていました。
聞けば、毎日塾の子は1日8時間だそうです。
(自習室込み)
費用も10万20万・・・先払いです。
そうなることはわかっていました。
ポイントは・・・本気で勉強する!です。
くだらない私事ですが・・・
マージャンをやれと言われれば普通にできます。
ゴルフは年に2~3回で殆ど練習も行きませんが
やれば、100前後でまわれます。
スキーもある程度はすべることができます。
(数年行っていませんが)
今、なんとなく出来ることはすべて過去にハマったことです。
本も読んだし、練習も沢山しました。
ゴルフなんて朝の4時から練習に行っていました。
そのときは本気で全力でした。
ボーリングは?・・・下手です。
何回もやった経験はありますが、なんとなくやっていました。
趣味のことでも、これだけ身に付き方が違います。
中3で成績が上がらない子供たちはガッカリします。
そして「もうダメや・・・無理や・・・」と諦めます。
ふと考えてしまいます。
「この子たちは本気で勉強したことがあるのだろうか?」
「本気を出す前に諦めているんじゃないか?」
すごく残念な話ですね。将来ある子どもたちなのに・・・
本気で勉強するって?
例えば漢字の練習です。
1回で覚える!と思えば覚えられます。
思わなければ10回書いても覚えませんね。
時間ではありません。逆に短くなります。
我慢ではありません。集中力です。
読むこと、書くこと、考えること・・・
すべて本気で全力で取り組むことです。
全力で100の力を出しきれば、さらなる力が追加されます。
その人は200、300とどんどん大きくなれます。
100の力があるのに
ほどほどの50、60の力ならば、さらなる力は必要ありません。
その人の力は100のまま、最悪70でいんじゃないとなります。
2時間、本気で勉強した経験のある子は
1時間になれば、ラクラクで物足りなく感じます。
どうですか、一度本気で勉強させてみませんか?
続く続かないでなく、お子さんの大きな経験になります。
もちろんそのためには親の導きが必要です。
そう決めれば親も本気でやらないと伝わりません。
まずは本気で勉強を考えて下さい。
内容は?宿題との併用は?
(「予習」「復習」などブログを参考にして下さい)
時間は何時から何時?
場所はどこにするか?
そのための準備は?
親子で一度経験すると、その後が違ってきます。
そして、子供が目覚めるかもしれませんよ。
(いえサポより)
いえサポでは本気で勉強!を応援しています。
いえがくサークル「マジ勉セミナー」を随時開催します。
参加無料です。
お気軽にご相談下さい。
※コメント欄に連絡先アドレスを入れて下さい。
NO422 11月20日
うれしい話がありました。
中3で成績が上がって
校長表彰をもらった。
NO402で紹介したAくんです。
Aくんは夏休み前に
「みんな塾へ行くから自分も行きたい」
と言いだしお母さんから相談をいただいた方です。
「どこの高校へ行きたいの?」
「どこの塾にする?」
「費用はどれだけかかる?」
・・・・
情報を整理して考えて
「自分で勉強する。」ことを選択しました。
社会の教科書を書き出す!
それを柱に夏休みを過ごしました。
まず夏休み明けの実力で点数が上がり
「塾へ行ったみんなが下がったのに・・・」
と親も子も不思議?だったようです。
その後の定期テストでは自己最高をマーク!
中3模試では志望校(進学校)で1位。
そして学校では校長表彰!
お母さんは
「別に一生懸命やっているようではないのに・・・」
「もっと頑張ればと思ってしまう。」
「だから、なんで点数が良くなるのか?不思議・・・」
「夏休みに塾に毎日行った子はみんなそのまま行っている。」
「でも、伸びていないみたい。」
「なんで?」
答えはカンタンですよ。
自分でやった勉強は身になるが
人にやらされた勉強は身にならない。
そして
自分で考えて勉強すれば
学ぶ力が自然とついてくる。
柱は社会の歴史の書き出しだったが
実は・・・
読む力、理解する力、まとめる力が
グングンついてきて、他の教科にも影響しているんですよ。
一方、毎日塾へ行った子は
受験のプレッシャーから逃げられる。
(行くことで安心する)
塾の宿題もこれまでの悪しき習慣で
やっていくことを目的に作業としてやる。
そして、塾でも出されたプリントをただやる。
それが、自分のわかっている問題でも関係ない。
「わからん」と言えば便利な人が教えてくれる。
自分で調べたり考えたりしなくていい。
その時はできても、テストではできない。
(便利な人がいないから)
自力がまったくつかず、衰えてしまった。
優秀な子が塾の体験へ行って
「あんなところ行くだけムダや!」と言って
二度と行かない。
「なんで?」
「だって、わかっているところの問題をやれと言うし」
「テストならでそうなとこはわかっているし」
「時間のムダやと思った。」
話をもどして
書き出し作戦(まとめる)は効果大です。
他の中2の子も挑戦し
社会の点数が倍になりました。
と、ここで終わればどこかの塾のように
成功者だけを並べた宣伝になります。
いえサポは真実をわかってもらうためのブログです。
もちろんこの勉強方法はみんなにオープンに伝えています。
中3にはもちろん。
北陸支部のポピー会員さんへは通信でもご案内しています。
無料の勉強のやり方教室で必ず伝えています。
だから、点数が順調に伸びている子が沢山います。
ところが・・・
伸びているのは全員ではありません。
やらない子は残念な結果になっています。
難しいことではありません。
時間とやる気さえあれば誰でもできます。
なのにやらない。
これは、この勉強方法だけではありません。
小学ポピーも中学ポピーも
学校で使っている教材を作っている新学社が編集しています。
ポピーをやればテストで点がとれる!
あたり前のど真ん中です。
中学で点数の良い子はみんな
「ポピーと同じ問題が沢山でている!」と言います。
それも当然です。
(大人の事情で詳しくは言えませんがカラクリがあるのです)
だから
ポピーをおすすめし、習ったらポピー、テスト前にポピー・・・と
お伝えしています。
子供たちに自信を与える最高の教材です。
ところが
やらない・・・。
どんなに良い勉強方法や教材があっても
やらなければどうにもなりません。
問題はただ1つ!
「やらない。」
そこだけです。
もし、勉強はやるが点数が上がらない?
ご相談いただければカンタンに上がりますよ。
この現実をしっかりわかることがポイントです。
成績不振の原因は
勉強をやらないことです。
そのためには・・・
ブログを読み直していただければヒントが沢山ありますが
まずは親の意識を変えることです。
そして生活改善です。
習慣になりやすい小学1年からが一番大切です。
中学生で成績不振で苦しんでいる子は
小学生で勉強がわからなくなり、嫌いになっています。
どこで嫌いになったのか?
多いのが「公文で」という答えです。
習い事も慎重にお選び下さい。
現状を嘆いていても解決はしません。
勉強をやらない!から
少し頑張るようにした。
と前に進んで行きましょう。
将来ある子どもたちのために。
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