本の紹介52

本の紹介52 2014.12月に発行されたものです。最新版はお母さんタイムでお渡ししています。

冬休みになります
 今年もあと数日を数えるだけになりました。クリスマス、お正月と子供たちにとっては楽しい行事が続くときです。クリスマスプレゼントやお年玉に本はいかがでしょうか。
今回はポピーfで紹介された本も一部載せました。(次号にも掲載予定)
*この1ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。

<絵本> 
なんでやねん  中川ひろたか 鈴木翼原案 あおきひろえ  世界文化社(2013,7
  朝起きたら頭にちょんまげが生えていた!なんでやねん?ユーモラスな絵本です。
ゆきうさぎのねがいごと  レベッカ・ハリー 木原悦子  世界文化社(2013,11
  ゆきうさぎのピート君はサンタさんにお願いのお手紙を書きました。絵がきれいなクリスマスの心温まる絵本です。
おしょうがつさんどんどこどん  長野ヒデ子  世界文化社(2011,12
  お正月を迎える準備やお正月の意味など楽しく描かれています。お正月前にお勧めです。
だいじょうぶだよ、ゾウさん ローレンス・ブルギニョン ヴァレリー・ダール 柳田邦夫 文渓堂(2005,11
  幼いネズミと年老いたゾウが仲良く暮らしていました。「ゾウはみんな年を取ったり病気が重くなるとゾウの国へ行かなければいけない」とゾウは言います。ゾウが本当に弱ってしまったときにネズミは決心しました。涙が出ます。
へなちょこ  くすのきしげのり ふるしょうようこ  学研教育出版(2013,2
  ともちゃんは縄跳びが苦手、それなのにへなちょこに思われるのが嫌であいちゃんに「できる」と嘘をついてしまいます。「なんであんなこと言うてしもたんやろ・・」
ことばのかたち  おーなり由子  講談社(2013,7
  もしも言葉に色や形があったら?普段何気なく話している自分の言葉について考えさせられる絵本です。高学年以上にお勧めです。(ポピーfでは中学年向きになっています)
<小学校低学年~>
ふでばこの中のきょうりゅう  花田鳩子 広瀬弦  学習研究社(2006,4
  ともみは転校してきた西岡君を喜ばせようとカナヘビを学校に持っていきます。48ページ
せかいでいちばん手がかかるゾウ  井之頭自然文化園 北村直子  教育評論社(2014,4
  ゾウのはな子は年を取っています。はな子が元気に過ごせるために工夫して餌を用意しなければいけません。33ページ
まほうのじどうはんばいき  やまだともこ いとうみき  金の星社(2008,11
  こうへいは学校の帰りに変な自動販売機を見つけました。それには「あなたにみかた」と書いてあります。ボタンを押すと・・?96ページ
<小学校中学年~>
口で歩く  丘修三  小峰書店(2000,10
  タチバナさんは自分で動くことができません。お散歩したいときは声をかけて特製の車を誰かに押してもらいます。人は誰かに助けてもらって生きていることをわかってほしい。95ページ
ただいま!マラング村  ハンナ・ショット 佐々木田鶴子 齋藤木綿子  徳間書店(2013,9
  ツソはタンザニアの村に住む小さな男の子。ある日兄と村を抜け出します。そして9年後にやっと故郷の村へ帰ってきます。嘘のような話ですが実話です。152ページ
<小学校高学年~>
ふたり  福田隆浩  講談社(2013,9
  准くんと小野さんは同じクラス。学校では話をすることがありませんが図書館で一緒に本を読むようになります。小学校卒業を目の前にした子供たちの心を描きます。220ページ
<高校生~>
いつやるか?今でしょ!  林修  宝島社(2012,3
  物事のとらえ方を少し変えるだけでできる人になる、人生の教科書です。受験生、社会人にお勧めします。著者は東進のカリスマ講師です。191ページ
風になる  東田直樹  ビッグイシュー日本(2012,12
  重度の自閉症である著者がその思いを語ります。157ページ
<大人向け>
白夜行  東野圭吾  集英社文庫(2002,5
  廃墟ビルで殺人事件が起きます。被害者の息子亮司と容疑者の娘雪穂、その二人の周囲に起きる様々な犯罪。しかし証拠はなく時は流れていきます。ページ数は多いけれどすぐ読めます。860ページ
まさか発達障害だったなんて  星野仁彦・さかもと未明  PHP新書(2014,9
  発達障害のさかもと氏は機能不全家族の中で育ち様々な苦しみを負ってきました。星野氏と出会い発達障害であったと知り治療をすることでずっと楽になったようです。286ページ
いじめの根っこ  内田玲子  アートヴィレッジ(2014,8
  いじめたりいじめられたりする根っこは家庭にあると著者は述べています。子育て中の方はぜひお読みください。82ページ
<写真集>
TOKYO STYLE 東京スタイル  都築響一  京都書院(1993,9
  20年以上前の東京のごく普通の暮らしを撮ったものです。3畳一間や足の踏み場もないような部屋。ドラマなどに出てくるステキな部屋ではなく、なんだかほっとします。383ページ




クリスマスの本の紹介はブログでご覧ください。

親ばか通信より20

親ばか通信より20201310,12月に発行されたものを手直ししたものです。最新版はお母さんタイムでお渡ししています。

お母さんのことばは魔法のことば
ほんのちょっとのことば掛けで子どもは変わる!


「いっしょにやろう!」
 子どもがなかなか学習に取り掛からずイライラすることはありませんか。こんなときこの一言で子どもはやり始めるものです。最初はしぶしぶでも案外やり始めるとスムーズに。親子の絆を深める良い機会にもなります。「早く勉強しなさい!」は効果がありません
「お勉強がんばっているね。○○ちゃんのおかげでお母さんもお仕事がんばれるわ。ありがとう!」
 子どもは勉強、親は仕事や家事、やるべきことはいやでもしなければいけません。子どもへのほめと感謝の気持ちを持ってことば掛けするだけで、親も子も自分のすべきことが気持ちよくできます。
「勉強いやならしなくてもいいよ!お母さんも今日はごはん作るのやめた!」は禁句です。
受容はするけれど許容はしないこれは子育ての基本です。
  子どもの気持ちを受け入れる(「難しいね」「宿題大変だね」「この計算面倒くさいよね」など)
  やるべきことはきちんとやらせる(このとき効果があるのが「一緒にやろう」の言葉かけ)

親子のコミュニケーションを楽しみましょう
もうすぐ冬休みです。子どもは約2週間、大人も多くの方は1週間程度(官公庁は12/291/3)の
お休みになります。親子で過ごす時間が増えます。しっかりとコミュニケーションをとることで親子関係が良くなるばかりではなく、人間力・学力UPにもつながります。
・ブログの“親ばか通信より10”参照
*笑顔で!
  笑顔はα波を出し作業能率を高めます。
  逆に叱責などはβ波を出し、落ち着きや集中力がなくなってきます。
*一緒に家事をしましょう
  多少の失敗には目をつぶりましょう。
*一緒に遊びましょう
  トランプ・カルタ・すごろくなど昔ながらの遊びがお勧めです。




親ばか通信より10  
2008,2010,2011,1月号(2007,20092010,12月発行)に掲載されたものを編集しました。


もうすぐ 冬休み!


 年末の慌しさとお正月の楽しさとであっという間に終わってしまうのが冬休み。でも、この時期は一緒に家事をしたりゲームをするなど、親子のコミュニケーションを深めるよいチャンスです。御家族で心温まる冬休みを過ごされることを願っております。

冬休みは子どもと一緒に
いろいろなことを楽しむチャンスです


冬休みは親子のコミュニケーションのチャンス

お互いに言葉をかわすこと・心が通じ合うことが大切です。お子様のやる気・学力向上の土台ともなります。親のほうから一方的な「~しなさい!」「~したらだめ!」「なんで~なの?」が多いとよいコミュニケーションは取りにくくなります。


 子どものやる気、知的好奇心をアップすることになるのです!


☆一緒に家事をしながら

 やり方を教える→ねぎらい・感謝の言葉「上手にできたね」「ありがとう」「たすかったわ」

 楽しい会話をしながら一緒に家事をする






「新聞紙をぬらして窓ガラスを拭くとぴかぴかになるよ。」

「えっ、ほんと?」「ほんとだ!すご~い!もっと拭くところない?」(幼児でもできる)

 *一度やって見せることがコツ。子どもは真似をします。

<シーン2>

「クリスマスケーキ作ろうよ。」

「卵を割って、泡だて器で混ぜて・・・。」(幼児でもできる)

「小麦粉100gだって。ボウルが45gだから合わせて145g量ればいいね。」(小3で習うが1年生も教えればできる)

20cmのケーキ型1個分にたまごが4個(150g)と書いてあるけどうちのは2cmだよ。卵はどれだけいるのかな?」(小5以上。でも4年生くらいなら教えれば分かるかも)

22は201.1倍(22÷20)だから、4個に1.1倍して、4.4.。1個50gだから50×4.4220gだ!」

「本当にそれでいいのかな?直径がそれぞれ20,2cmだから半径は10,11cmだね。だから11×11÷(10×10)1.21倍になるんじゃない?4個に1.21倍して4.84個。50×4.84242gだと思うよ。」

「う~ん、どっちが正しいの?」



ゲームなんてしてる場合じゃない!


☆遊びの中で・・・昔ながらの遊びの中には会話がいっぱい

  カルタ・トランプ・すごろくなど



冬休みの学習

親子で一緒に学習計画を立てましょう。年内に宿題はほぼ終わらせたほうが無難です。

最近は学校からの宿題が多く出される傾向にあります。内容は、計算・漢字ドリル(中学はワーク・プリント)、書初めの学校が多いようです。量的には毎日やれば11時間程度でできる量だと思います。宿題は今までの学習を定着させるために毎日こつこつと学習する目的で出されているはずです。冬休み最後の日に慌ててやっても何のためにもなりません。

 また、やり残したポピーがある場合は冬休みにきちんとやりましょう。

 年内・・宿題、ポピーで復習(苦手克服・やり残したところ)

新年・・ポピーで予習