本の紹介60

本の紹介60 
2015,9月に発行されたものです。最新版はお母さんタイムでお渡ししています。
2学期開始
 朝晩は涼しくなり、秋の気配が感じられる頃となりました。夏休みに親子の触れ合いを楽しみたくさんの思い出ができたのではないでしょうか。
*この2ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。

<絵本> 
そらまめくんのあたらしいベッド  なかやみわ  小学館(2015,6
  大切なベッドの綿を新しくするためわたのきを探しに出かけたそらまめくん。そこで出会った
新しい友達とも仲良くなります。
だいすき、パパ! マーガレット・ワイルド スティーブン・マイケル・キング さんべりつこ 主婦の友社(2009,6
 こぶたはパパと遊ぶのが大好き。でもパパのしっぽを強く噛みすぎて追い出されてしまいます。
出会う動物たちに「私のこと好き?」と尋ねますが「あなたのことをもっと好きな人がいる」と
言われます。
あなたのママはね  ケリー・ベネット デイヴィッド・ウォーカー 福本友美子  岩崎書店(2014,1
 「あなたの、ママはね・・・。あなたにそっくりね。」とおばあちゃんは言います。祖母・母・娘の温かいつながりを感じさせる絵本です。
ぴたっとヤモちゃん  石井聖岳  小学館(2012,5
  ヤモリのヤモちゃんはくっつくのが大好きです。
じっちょりんのあるくみち  かとうあじゅ  文渓堂(2011,5
 じっちょりんの家族は草花の種を集めて丁寧に植えていきます。小さなじっちょりんのお話しで道端に生える草花にも親しみを感じるようになることでしょう。
かあさんふくろう  イーディス・サッチャー・ハード クレメント・ハード おびかゆうこ 偕成社(2012,7
  ふくろうが卵を産んで子育てをし巣立てるまでの様子を科学的に正確にしかも美しい2色の木版画で表されています。幼児から大人まで楽しめます。
けんぽうのえほん あなたこそたからもの いとうまこと たるいしまこ 大月書店(2015,5
  子どもにもわかるように憲法を説明してくれます。小学生以上向きです。
いっぽんの鉛筆のむこうに  谷川俊太郎 坂井信彦ほか写真 堀内誠一  福音館(1989,2
  みんなが普段使っている鉛筆1本ができるまでに多くの人がかかわっていることを写真と絵を交えて紹介しています。中学年以上
イチョウの大冒険  アラン・セール ザウ 松島京子  冨山房インターナショナル(2012,11
  イチョウの祖先は2億年も前に表れました。身近なイチョウの木の秘密が書かれている絵本です。中学年以上に。
マッチ箱日記  ポール・フライシュマン バグラム・イバトゥーリン絵  島式子・島玲子 BL出版(2013,8
  ひいおじいちゃんが綴った日記、それはマッチ箱に収められています。マッチ箱を開けながら語るひいおじいちゃんの言葉と美しい絵に引き込まれます。中学年以上に。

<中学年~>
怪談学校  木原浩勝・中山市朗  角川つばさ文庫(2010,6
  怖い話が65話。一つが2ページ程度なので少しずつ読めます。187ページ

わくわく漢字の世界の大冒険  馬場雄二  日本図書センター(2013,6
  12年生で学習した漢字をパズルにして楽しめるようになっています。副題に“親子で楽しむ!”とあるように、一人で読むのは高学年からです。“本の紹介13,16”に載せた「漢字のサーカス常用漢字編1,2」の子ども版です。63ページ

<高学年~>
空へつづく神話  富安陽子  偕成社(2000,6
  理子の前に突然現れた変な神様。神様の記憶を戻すために理子はいろいろと調べます。ワクワクする物語の展開で、ページ数は多いけれどあっという間に読んでしまえる本です。285ページ

<中学生~>
命の響左手のピアニスト、生きる勇気をくれる23の言葉  舘野泉  集英社(2015,5
  脳溢血で右半身不随となった著者。右手が不自由になりピアニストとしての再起はできないと思っていましたが、再びピアニストとして活躍することになります。立ち上がるための思いを23の言葉に込めてあります。271ページ
摩擦のしわざ  田中幸・結城千代子  太郎次郎社エディタス(2015,1
  摩擦の仕組みや利用、摩擦を減らす工夫などを説明してくれます。小学生には少し難しいかもしれませんが科学好きの子なら興味を持って読めるでしょう。学校ではいつ習うか、お勧め図書も掲載されています。101ページ
14歳の君へ  池田晶子  毎日新聞社(2006,12
  自分らしさって何?幸せって?…。自分と向き合うこと、考えることの大切さを説く本です。191ページ

<高校生~>
乱読のセレンディピティ思いがけないことを発見するための読書術  外山滋比古  扶桑社(2014,4
  セレンディピティ(serendipity)とは思いがけないことを発見する能力のことです。筆者は乱読が思いもよらない発見をもたらすことに築いたと述べています。205ページ

<大人向け>
バナナの皮はなぜすべるのか?  黒木夏美  水声社(2010,4
  誰もが知っているバナナの皮ギャグ。いったいいつから始まったの?バナナの皮って本当に滑
りやすいのか?など、バナナの皮にまつわる事柄が紹介されています。247ページ

<写真集>
すごい夜空の見つけかた  林完次  草思社(2011,7
  夕暮れ、月夜、星空そして明け方の美しい写真とその解説です。写真を見るだけなら子供でも

大丈夫ですが、おうちの方が解説を読んで簡単にお話ししてあげるとよいでしょう。95ページ

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