日々の思いを綴ってみました。不適切な表現などご了承下さい。
「ゲームは上手にならないように短時間だけ!上手になるとハマる!」
NO465 2月22日
風邪が流行っていますね。
ご家族みなさん十分お気をつけ下さい。
前回は
「高校入試は結果でなく、努力することが大切!」
「それが、その後の子どもたちの人生に影響する。」
でした。
子役の芦田まなちゃんが超難関中学に合格したそうです。
小さい頃から1ヶ月に60冊の読書。
平日は5時間、休みは12時間の勉強。
すごい努力をしていたんですね。
そんな情報を聞けば
「読書は大切。」「読書させれば賢くなる。」
・・・と思ってしまいますが・・・
月に1冊も読書しない子に読書させられる?
無理やりさせても意味がありません。
まなちゃんのお父さんは読書家で
お母さんもまなちゃんに本だけは十分に与えた
そうです。
本を読んだから賢くなるのではなく
賢い子だから沢山の本を読めるのです。
これは塾も同じで
塾へ行ったから賢くなったのではなく
賢い子が、塾へ行っただけなのです。
実例を紹介します。
英単語「動詞→過去形→過去分詞」
77単語を覚えることにしました。
中1は過去形まで、中2は過去分詞まで
「全問正解までやり続けるぞ!」
結果は・・・
2、3回で合格する子。(A)
5、6回で合格する子。(B)
10回以上でまだ継続中の子。(C)
英語の成績もそのまま同じ感じです。
(C)の子の口癖は
「英語はわからん!」「意味不明」「無理」です。
テスト1回目で動詞の原形が5個前後しか書けません。
動詞を覚えていないのだから当然「意味不明」です。
よく中1の冬、中2の冬まで英語の授業をうけていたな。
授業の内容は、まったくわからなかったでしょう。
そんな子どもたちに
「be動詞+動詞ingで現在進行形ですよ。」と
教えていたのです。
当然「動詞って?どれ?なに?意味不明。」となります。
これは全教科に言えることで
「勉強がわからない」原因の多くは「覚えていない!」
ことなのです。
「勉強がわからない」
本当は学力の高い子が言うことです。
だから
まず、勉強は覚えること!です。
テストはすべて答えのある問題です。
だから、覚える!ことです。
シンプルに考えると勉強は
1.知識を入れる(インプット)
2.知識を使う(アウトプット)
の2つです。
まる暗記はダメ?・・・違います。
インプットの方法としてまる暗記も正解です。
アウトプットをやらない、インプットだけではダメ
という意味です。
インプット(知識を入れる・覚える)は
まず、学校です。
学校で話を「聞く」「理解する」がすごく重要です。
そして次に
「それを覚える!」という作業が必要になります。
それが「思い出し」「反復」(復習)
そして
「問題をやる」アウトプットです。
知識を使うことで頭が整理されます。
知識を取り出しやすい頭になります。
覚えるのは? ・・・「自分」
覚える場所は?・・・「家」
だから勉強は家庭学習!しか方法はないのです。
進学塾へ行っている子で成績優秀な子は
家でその何倍もの勉強(家庭学習)をしているのです。
学力低下の原因がわかりましたか?
まず覚える!(インプット)が大切!
覚えていないから勉強がわからない!
覚えるためには、時間と我慢が必要。
時間と我慢・・・
今の子どもたちが最も苦手とするところです。
昔は暗記カードを作ったり、ノートに何回も書きましたね。
時間は作るもの!
人間みんな1日24時間しかありません。
だから
作らないと時間はとれないのです。
そのコツは
ちょっと勉強。(ちょい勉)です。
沢山時間を作ろうとするから作れないのです。
10分でも20分でも短時間を目標にしましょう。
時間がないと言うのに塾や習い事の時間はある?
お金がないと言うのに塾や習い事のお金はある?
我慢?
一番の解決策は習慣です。
幼児小学校の時からの生活環境や家庭教育で
人となりが作られるので一番やっかいなところです。
できる解決策は
リビング学習!ですね。
1人でくじけるのなら、見守ってあげる。
ただそれだけです。
だってインプット(覚える)のに教える必要はありません。
まとめると
10分よりそい子どもには楽しい勉強を!
となります。
楽しい勉強?
それは、達成感です。
「もう、終わったの?もうすこしやれば」
「スゴイね自分でちゃんと出来たね」
どちらの声かけが達成感をもてますか?
成功なのか失敗なのか?
子どもは親の声かけで判断します。
何を勉強すればいいの?
インプットです!
覚えるのです。(身に付ける)
習ったことをおさらいする。(復習)
繰り返して練習する。(宿題)
大切なことを覚える。(暗記)
そして
アウトプット!
入れた知識を使ってみる。
例えば
「漢字ドリルが宿題になった。」
まさしくインプットの作業です。
目標は ・・・覚えること!
達成感は・・・覚えて書けること!
目標は ・・・ノートに書くこと?提出すること?
達成感は・・・なし
そんな勉強になっていませんか?
練習している漢字の同じページのポピーを準備して
「宿題が終わったら、書けるか挑戦してみてね」
と宿題にプラス2~3分プラスするだけで
「目標」「達成感」「アウトプット」ができます。
ポピー教材はそのために作られたものです。
学年末で新学期も近づいてきました。
今から勉強のやり方を考え変えていきましょう。
そして
新学年から
子どもたちが日々進化していく姿を
楽しんでいきましょう。
NO464 2月1日
ひさしぶりの更新です。
ポピー教室(いえがくサポート教室)
の人数が増え、中3も多くいます。
「どうにかしてあげたい!」
その思いで日々過ごしていました。
石川県では私立高校の入試でした。
近づくにつれやっと緊張感がでたようです。
「受験生やった・・・とやっと気づいた?」
が口癖になっています。
子供たちにとっては最初の試練です。
(中学受験もありますが・・・)
義務教育の時は学校をお休みすれば
「がんばって学校へおいで」
とみんなが言ってくれました。
高校からは義務教育ではありません。
だから
行きたいのに不合格なら
「来てはいけません!」
と言われるのです。・・・これはショックですね。
でもこれが現実の社会です。
「目標を持って」→「努力して」→「挑戦する!」
社会デビュー前の大切な経験になります。
希望の高校へ行けなくても人生に影響はありません。
いく高校で頑張ればよいのです。
現実、多くの子供たちが
より頑張って大学など次の進路へ進んでいます。
ちょうど、今日連絡した今大学生の子もそうでした。
この時期になるとその子のことを思い出します。
とても頑張りやさんの子でした。
私立は合格し、希望の公立高校の入試です。
その年は数学が難しい年でした。
でも、一緒に勉強した問題ばかりで試験後に
「もしかしてバッチリできたんじゃない?」
「うん。全部解けた!」
「やっぱり。一緒にやった問題ばっかりやしな。」
ニコニコしながら問題用紙を見ていました。
途中の式は殆ど正解しています!
これは最高点になる!そう思いました。
ところが突然・・・
「この問題、解答欄にπをつけなかったけど大丈夫かな?」
「えっ?なんで・・・式にはついているのに?」
信じられないことが!
これはマズイぞ・・・
「この問題の答えは何て書いた?」
最後の足し算ミスです。
「これは?」
どんどんミスが発見されます。
普段は一度もやらないミスばかりです。
心の中で「神様が行くな!と言っている?」
本当にそう思いました。
結果はやはり不合格でしたが
今は・・・
国立大学の4年。
とても忙しいゼミで頑張っているそうで
大学院を考えているそうです。
こんな例を沢山見てきました。
言えることは
頑張った子はその後も目標を持って頑張り続けている!
頑張れなかった子は
その後も頑張れないで苦労している。
例えば
専門学校へ行き留年して中退。
仕事をやめて、あルバイト中。など
もちろん希望の高校へ合格できれば
なによりです。
でも、結果よりもっと大切なことは
この受験という試練の時に
目標を持って、頑張る!努力する!
という経験です。
覚悟して真剣に取り組む!です。
学力低下でチャンスの時代です。
ちょっと勉強すれば希望の高校へ進学できます。
ちょっとの勉強でも、やることはやらないといけません。
まず、覚える!です。
知識があって応用です。
覚えるためには「読み」「書き」「繰り返し」
が必要です。
そのために必要なのは時間(自己管理力)です。
そして我慢と忍耐力です。
原動力は・・・「目標」です。
そして、不合格の「不安」(恐怖)です。
子供も親も不安になります。
その不安が頑張る原動力!になるのです。
ところが残念なことに・・・
「不安だから塾へ行く」
そんな安易な考えのご家庭が増えています。
なぜ不安かと言えば
目標もなく、努力もなく、自己管理もない。
そんな子供を見ているからかもしれません。
だから受験は
子供の心を成長させる大切な経験なのです。
不安を取り除けば
頑張る意欲は半減します。人間が弱くなります。
そして、お手軽な方法なので結果もありません。
同じプリント10枚でも
塾でやらされる場合と
自分で覚悟してやる場合とでは
吸収力がまったく違います。
「高校からは自分で選択しなければいけない。
その選択は自由である。
だから、勉強するしないも自分で決めなさい。
もちろん相談にものるし応援もするから。」
どっしりと、凛とした態度がいいですね。
高校はたった3年間。
でも頑張った経験は一生の宝物になります。
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NO463 12月22日
ヤバイです!学力低下が止まりません!!
中3の石川県総合模試の12月の結果がでました。
4660名受験しました。(全生徒数の約42%)
さて問題です。
4660名中、平均90点以上の子は何名?
なんと 0名・・・。あちゃ!
平均80点以上は・・・
なんと 8名(石川県下で計算すると約19名)
石川県で平均80点以上とれる子が・・・19名?
賢い子がいない!
70点以上の子は・・・116名(約2%)
60点以上の子は・・・413名(約8%)
平均60点以上とれる子は10%程度しかいないのです。
それでは殆どの子の点数は?
平均30点台・・・約23%
平均40点台・・・約22%
約70%の子が50点とれない!
10人中7人が40点以下なのです。
問題が難しい?
いえいえ、昔よりはカンタンです。
基本点が60点、ちょっと応用が30点、難問が10点。
今のテストはこんな感じです。
ただ、
「円柱の筒に水があり、球を入れると水の量は?」が
「円柱の筒に水があり、球を入れるとあふれる?
そう思った理由は?式も書くこと。」と
問題の出題形式が変わってきています。
「理解」・・・読み取り、基礎知識
「ドリル」・・知識を使う練習、表現力
が必要でまさしく「ワーク」「ドリル」「テスト」の
学習の流れが身についているかいないかです。
基本点の60点がとれない・・・となると
基本練習、基礎知識不足!
覚えなければいけないことを覚えていない。
練習しなければいけないことができていない。
勉強する力がない!訓練不足!努力不足!なのです。
(ゲーム、ライン、動画・・・楽しいことがいっぱい。)
賢い子がいないとなると高校入試は?
石川県立高校で一番校は泉丘高校。
毎年東大、京大、医学部系の合格者がいる学校です。
理数科40名、普通360名の定員です。
今、合格できる点数は?
(模試の結果から通学地域の人数を計算)
平均80点以上とれる子は?・・・約11名
いないから平均70点以上も・・・約163名
これでも合計で174名。
まだたりない!平均60点以上・・・約581名
やった!やっと募集人数確保。
ということは
NO1進学高校が平均65点前後で合格!
ありえない世界になっています。
今の親が中学生の頃、泉丘といえば
平均85点以上(90点前後)で合格でしたね。
今は学力低下時代。まともな子が少ないヤバイ時代です。
でも考え方を変えれば・・・
大チャンス!の時代です。
ちょっと勉強すれば、
あこがれの進学高校へ合格可能です。
進学でなくても努力できる人間ならば
人材不足の今、ひっぱりだこです。
キーワードは
自分で勉強できる。努力できる子。です。
小学1年なら1日10分!
親子で楽しい勉強をするだけでチャンスをものにできます。
カンタンにできて、子供にもやる気があるときです。
この時期だと親もイライラしないでできます。
「勉強は難しくなってから考える・・・」
残念!嫌いなことさせるエネルギーは10倍100倍ですよ!
だから親もイライラするし、塾へ行っても効果がないのです。
「私、忙しいから・・・勉強みれないから・・・」
学習の習慣は無理!です。他に方法はありません。
勉強は教えるのでなく、勉強するように導くことです。
「親は無くても子は育つ」でも「心は育たない!」
勉強は大切だ!努力すれば結果がでる!頑張ることは素敵!
そんな感覚は日常生活の積み重ねからです。
この大チャンスの時代、チャンスをものにできる、できない、は
お母さんの気づきと行動にかかっています。
子育てには子供の人生がかかっているのです。
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NO462 12月5日
前回は
努力できる人・・・と言えば立派な人?
と思ってはいけません。
努力の反対は「怠慢」「さぼる」「横着」です。
努力するということは
ダメ人間にならない!ということです。
でした。
中学生のAさんBさんの会話です。
Aさんは平均80点以上をキープしている子
Bさんは平均40点前後の子です。
A「今回、めっちゃ、がんばったよ!」テストを出して・・・
「ねー、すごいやろ!」平均88点です。
それを見ていたBさん。
B「ふーん。」「わたし下がったし。勉強しなかったし。」
☆「どう勉強したら英語90点以上とれるの?」
Aさんに聞いてみました。
A「英語の教科書を3回読んで、ワークとポピーすればとれるよ」
「Bもやればとれるよ。頭いいんやし。」
B「ふーん。でも、私はそんなにやりたくないし。」
・
・
さらにAさんは
A「朝の準備に1時間30分かかるから早く起きないとダメねん。」
「でも、早く起きると学校へ行くときには目が覚めていて
1時間目の授業からスッキリできるよ。」
B「わたしはギリギリまで寝ているから無理!」
聞いていて、これが真実の会話なんだと思いました。
そういえば・・・
点数が上がった子のお母さんは
「最近は言わなくても自分で勉強しているからエライと思う。」
点数が下がった子のお母さんは
「テスト前なのに出かけると言うので・・・困ったもんだ・・・」
成績の上がる子とそうでない子の違い、わかりましたか?
まさしく”心”ですね!
「わたし、そんなにやりたくないし。」
その通りです。漢字、計算、英単語・・・・
やりたい!と思いますか?普通に考えればそうですね。
でも本当に「やりたくない。成績なんてどうでもいい。」
と思っているのでしょうか?
正解は・・・人の心なんて決まっていない!です。
いつもは、「勉強なんてやりたくない!どーでもいい。」
でも、たまには「これじゃヤバイかも・・・。おもしろくない。」
と思っているのかもしれません。
親だってそうですよね。
時には
「勉強しないのなら勝手にすれば。知らないし!」と言い
時には
「これじゃ行く高校ないよ!塾でも行けば!」と言う。
親というのは勝手なもので
「やる気がない!」「ダメな子。」と決めたがります。
子供には楽しい勉強を!
(全家研ポピーの家庭教育五訓の一つです)
「勉強する」VS「勉強しない」
心の中の対決で「勉強する」が勝つには
「勉強はイヤなことじゃない。」「やればスッキリする。」
その経験を積み重ねることです。
だから
幼児、小学低学年の”勉強との出会いの時”に細心の注意が必要です。
第一印象です。
親の導き、声かけで決まると言ってよいでしょう。
小学高学年、中学生は?
結局、同じことです。「勉強も悪くないかも。できるかも。」
と感じさせることです。
ところが現実は
点数が悪いと子供は自信をなくし学習意欲も下がります。
それに追い討ちをかけるように親はダメだしをします。
逆効果ですね。悪化するだけです。
そして、親は大きな勘違いをしています。
「言わないともっとやらない」
そして、自分が言っても聞かなければ
他人(塾の先生)に言わせます。
人に言われて解決するなら世の中に犯罪はありません。
こんなお気軽な方法で勉強するなら
みんな進学高校へ行き、みんなエリートになっています。
人の心を変える?
神様でもないのにできるわけありません。ただのエゴです。
だから
できることは心を育てることなのです。
いつも思うことは
人生も階段であり、子育ても同じだと思います。
一段一段登って行くしか方法がないのです。
「学問に王道なし!」です。
できる人とそうでない人の違いは
登る速度の違いです。(時間の使い方・経験数)
子育ての中で踏み忘れた階段があるのなら
戻ってもう一度踏みなおすしかないのです。
親がまず誠実に生き、信頼される関係を築き
楽しい勉強へ導く。(一緒にはじめる)
「一緒に勉強すると楽しいな!」
そう思わせることです。
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NO461 11月30日
前回は
「ベネッセのタブレット無料」で
子供が勉強したいと言えば
「タブレットなしならいいよ」と言える
賢い母になろう!でした。
子供はゲーム、ライン、動画を覚え
二流品のタブレットから高額なタブレットに変わるだけです。
「勉強がわからないから教えてくれる塾へ行きたい。」
なんとも素敵な言葉でしょう・・・?
「やっとやる気になったのね。」と喜ぶ前に考えましょう!
まずお金は?
塾は高い買い物です。
大手塾なら月約2万円。夏休み約20万円。冬休み約10万円。
中1からなら最低でも150万円の出費です。
運良く点数が上がっても1点いくら?
なにをめざして投資する?どの高校をめざす?
普通の高校なら今の学力低下時代なら平均45点で合格です。
45点取るのに塾(150万円の投資)は必要か?
そして今、子供は努力しているか?
努力して、わからないのか?
努力しないで、わからないと言っているのか?
よく「塾へ行かなくても大丈夫?」と聞かれます。
どんな塾で、どんな先生かわからないので返答ができませんが
例えば、
先生の人間性が高く子供のモチベーションが上がる!
そして、自分でも勉強しはじめる。
それなら〇です。
ポイントは”自分でも勉強する!”ということです。
なぜかと言えば・・・
自分で勉強できないと成績は絶対に上がらない!からです。
これまで約30年、塾だけで成績が上がった子は
見たことも聞いたこともありません!
(ちょっと上がった、下がったを繰り返すだけ)
今更言うことではないですね。
だって、みなさん(親)は経験者です。
中学生の頃どうでしたか?
英語の単語や漢字・・・一生懸命覚えませんでしたか?
社会や理科の年代や用語・・・面倒だけど覚えましたね。
数学は・・・何回も計算したり、やったりしてやり方を覚えました。
どうやって覚えましたか?
暗記カードを作ったり、ノートに書いたり、呪文のように唱えたり・・・
時間との戦い。自分との戦い。でしたね。
例えば
There are seven days in a week. 英文ですが
~あります。 7 日 ~の中に 1週
単語がわかれば、なんとなく日本語に訳せます。
(一週間に7日あります)
多くの子は「There?」「そこ?ここ?彼ら?」アウト!!
英語が苦手だ、嫌いだ、と言う前に
単語を覚えてからです。
社会も理科も同じです。
「縄文⇒弥生⇒・・・」年代も順番に言えない子沢山います。
どんな下手な勉強をしても
勉強すれば(覚えれば)なんとかなる!
そして
勉強は努力することです。
時間との戦い・自分との戦い。
お子さんは毎日努力していますか?
[努力=目標の実現のため、心身を労してつとめること。ほねをおること。]
よく子供たちは「なんで勉強せんなん?」
と言います。
もちろん日本の社会で生きるためには学力は必要です。
でも一番大切なことは
努力する訓練をしているのです。(義務教育では)
努力できる人・・・と言えば立派な人?
と思ってはいけません。
努力の反対は「怠慢」「さぼる」「横着」です。
努力するということは
ダメ人間にならない!ということです。
人間はいつも努力して生きています。
お母さんは、掃除、選択、炊事、子育て、お仕事・・・
沢山の努力をして生活しています。
子供は?
まず遊びや生活で多くの経験を積むこと。
そして、努力する力をつけることです。
それが今学校へ行って勉強している最大の理由です。
面倒なことをやりぬく力を育てています。
これはスポーツ、音楽、生活、・・も同じです。
生きるうえで、とても大切な力です。
「子供が塾へ行きたい。」と言えば
努力する方法を教えてあげて下さい。
(やらされることとは違います)
例えば
社会の教科書を3回音読する。
それだけで、問題が解けるようになります。
1日〇〇分は勉強時間にする。
英単語を1日5個覚える!
10日で50単語になります。
1日1問!問題をやる。
開くまでが大変なのです。
・・・
その子が頑張れる(努力)できることを
子供と相談して目標にして下さい。
「努力」⇒「達成」
「やればできるんだ!スッキリする。」
それが・・・
「自信」⇒「やる気」
になります。
勉強が嫌いの裏側には
勉強しない自分が嫌い。
がくっついているのです。
自分に自信がなければ前には進めません。
「1分よりそい。子供には楽しい勉強を!」
親しかできないことが一番効果があるのです。
NO460 11月22日
お久しぶりの更新です。
また、風邪の季節です。お気をつけ下さいね。
このブログでは度々
狂った世の中で子育てしている。
だから、子育てに無関心ではダメ!
とお伝えしています。
朝の情報番組?を見て愕然・・・。
「本当に狂っているんだ!」と再認識しました。
それは「スマホで子守」がテーマで
乳幼児にスマホを渡してそれを2歳ほどの
子供が慣れた手つきで使っている様子などが
どんどん流れていました。
見ていて涙がでそうになりました。
なぜ?涙が・・・
子供たちが可愛そうだからです。
さらに・・・
「おとなしくなった。」と喜んでいる親や祖母まで
でてきて「便利だから助かっています。」
親が親なら祖母まで狂った世の中にハマっているとは・・・
さらに、さらに・・・
番組のコメンテーター(有識者?)まで
「スマホで子守は賛成か反対か」で
全員「賛成」のふだを上げていました。
(司会者だけは反対)
まとめたパネルには
賛成派の意見・・・(要は子供がおとなしくなり、子育てが楽)
反対派の意見は(日本小児医学会の〇〇先生)
「親子のコミニケーション不足」「視力低下」・・・・
ちゃんとパネルになっているのに
殆ど無視!(小児医学会の先生の提言は?いいの?)
場の雰囲気は賛成!
「いろいろなアプリもでて便利になったね。」
心の中で大きなため息と
「世の中は本当に狂っている。ヤバイ!」と
叫んでいました。
この番組を今、乳幼児を育てているお母さんが見て
どう感じるのでしょう?
「スマホやタブレットで子守をするのはOKね。」
と加速するのでは・・・?
「スマホ子守」はとても大切なテーマで
それを”子育てが便利”という編集をして
15分程度の時間で放映する。
これこそNHKスペシャルで特集を組むべき話題です。
ちょうど私の2番目の孫も1才半です。
あっちこっち指差して
「これは?」「これは?」「これは?」・・・
いろんなことに興味を持ち言葉を覚える時期です。
だから、「これは?」の連続攻撃?です。
娘(母親)には
「大切な時期だから、できるだけ応えてあげるんやぞ!」
「この機を逃すと、興味心のない子になるぞ。」
孫も少しずつ言葉を覚え、可愛さが倍増!ありがたいことです。
上の孫は年長さん。
わけも無く、スーパーのレジの横でぐるぐる回っています。
(他の人に迷惑なので、もちろん注意します)
でもこれも、「運動回路を今作るぞ!」と脳から指令がきているのです。
脳の回路を作る!乳幼児期はとても大切です。
そんな大切な時期にスマホで光る画像を見せて
どうなるのか?
ある子は
乳幼児からタブレットを与え子守をさせ
就学の時には言葉の習得が少なく「ことばの学級」へ
ある子は
小学1年で勉強にまったく興味がなく、学力も低下。
幼児期からタブレットを見て楽しんでいた。とのこと。
・ ・・
現実に大変なことになっているご家庭を多く見てきました。
さらに後々も
それがゲーム、動画などの依存症になり
生活が乱れ、現実からどんどん離れていきます。
勉強はただの面倒なことになります。
ある中3の子と話をして大笑いしてしまいました。
「オレはゲームがやれて、寝ることができればそれでいい!」
それが口癖です。(実は今そんな子が増えています。)
そして、ついに・・・
「オレが今欲しいのは介護用ベッドや。」
「自動で起き上がるし便利や!」
それはイイね。と大笑いしました。
「そしたら、車椅子もいるんじゃない?」
「上からヒモを下げて体をのせて左右に動けば」
話にのっていろいろ広げてみました。
「自ら介護老人の道へ進む?これはスゴイな!」
だんだんイヤな顔になってきたのでやめましたが
受験という現実と頑張れない自分とのギャップで
彼も苦しんでいるのです。
もちろん
勉強しない、成績の上がらない子供を見て
親も心労が重なります。
もし、このまま社会生活もダメなら・・・
家庭の地獄が待っています。
今は情報が氾濫し、いつでも手に入る時代です。
だからこそ自分で考え行動しないといけません。
正しい情報は何?いろいろな情報を整理して
自分で判断することが本当に大切な時代です。
垂れ流しの情報を信用すると大変なことになります。
テレビではベネッセのCMが流れはじめました。
「タブレット無料!」
「タブレットだと苦手な図形も・・・」
はぁーまたハマる家庭が増えるのか・・・
子供の勉強を見たことのない親がまずやられます。
なぜなら
子供の勉強を見ている親なら
勉強はそんなもんじゃない!と知っているからです。
タブレットやパソコンが勉強に役立つには
使う人間が、知りたい!学びたい!と思う人の場合です。
辞書も使わない人間にどれだけ向学心がある?
結局、タブレットでゲームや動画やラインをやるだけです。
そして「タブレットで遊んでないで、ちゃんと勉強してよ!」
親のイライラも予定通りです。
判断はカンタンで
「ベネッセやりたい」という子供に
「じゃタブレットなしならいいよ」と言えば
「じゃやらない。」となれば
勉強がしたいのではなくタブレットが欲しいのです。
まず、親も賢くなければこの時代は乗り越えられないようです。