本の紹介65
光の春です
暦の上では春ですがまだ寒いですね。今月は長崎のとらねこ文庫の紹介の冬の絵本も数冊載せます。
＊この1ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。
＜絵本＞
あしにょきにょき 深見春夫 岩崎書店（2015,8）
おじさんが豆を食べるとあしがにょきにょきのびて…。楽しい絵本です。
おおきなおおきなにんじん 刀根里衣 小学館（2015,6）
うさぎさんが見つけた大きなニンジン。みんながにっこりする使い道は何かな？
たべもんどう 鈴木のりたけ ブロンズ新社（2015,6）
食べ物たちが出す問題。ダジャレや早口ことばもあり、遊べる絵本です。
みんなでぬくぬく ｴﾙｻﾞ･ﾄﾞｳﾞｪﾙﾉｱ文 ﾐｼｪﾙ･ｹﾞｰ絵 末松氷海子訳 童話館出版（1997,11）
ストーブが壊れてしまったはりねずみのトゲトゲ。寒くてたまりません。そこで…。
まがなった 砂山恵美子 ポトス出版（2006,11）
凍てつく日、子どもが外に遊びに行くまでの身支度を津軽弁で語ります。
ちいさなかいじゅうモッタ イヴォンヌ・ヤハテンベルフ文・絵 野坂悦子訳 福音館（2015,10）
小さな怪獣モッタはお兄ちゃんを怖がらせようとしますがなかなか怖がってくれません。
オニのサラリーマン 富安陽子文 大島妙子絵 福音館（2015,10）
地獄カンパニーに勤めるオニ。今日の仕事は血の池地獄の監視です。ユーモラスな絵本。
てつぞうはね ミロコマチコ ブロンズ新社（2013,9）
私の猫てつぞう。てつぞうへの愛情が感じられる絵本です。
ナポレオンがおしえてくれたんだ！ ｸﾗｳﾃﾞｨｱ･ｽﾌｨｯﾘ作 ｳﾞｧﾚﾝﾃｨｰﾅ･ﾓﾚｱ絵 仲亮子訳
文化出版局（2013,10）
小さく生まれたエミリオは蝋人形のナポレオンにどうやって大きくなったのかを教えてもらいます。
いちばんのなかよしさん エリック・カール作 アーサー・ビナード絵 偕成社（2015,12）
作者の実体験をもとに作られた絵本です。ぜひあとがきを読んでください。
オオカミのはつこい きむらゆういち文 田島征三絵 偕成社（2015,11）
オオカミはかわいいメスオオカミに出会います。友達になりたいと思うけれど…。
＜低学年～＞(幼年童話) ＊読み聞かせなら幼児から
おおきくなったら 森山京作 芭蕉みどり絵 ポプラ社（1994,9）
うさぎの子とりすの子ときつねの子が集まりました。「ぼく大きくなったら大工さんになる」
それぞれ自分の夢を語りますが、きつねの子は…。69ページ
おでんおんせんにいく 中川ひろたか文 長谷川義史絵 佼成出版社（2004,9）
さつまあげさん家族がおんせんランドに行くことに。温泉にはたくさんのお客さん。そしてい
ろいろなお湯があります。63ページ
ごきげんなすてご いとうひろし 徳間書店（1995,1）
お母さんは弟ばかりかわいがる、それなら私は捨て子になろう、と家出した女の子。下の子が生まれた上の子の気持ちが表れた本です。112ページ
＜中学年～＞
浮き橋のそばのタンムー 彭学軍著 渡辺仙州翻訳 ポプラ社（2015,7）
タンムーが散歩をしていると「やつを殺せ！夏休みまで生かしておくな」という声が。夏休み
までの3週間しか生きていられないと思ったタンムーは…。限られた時間を生きるタンムーの成
長が描かれます。207ページ
＜写真集＞
ここで土になる 大西暢夫 アリス館（2015,10）
ダムに沈むはずだった熊本県五木村の集落。残ったのは大イチョウと尾方さん夫婦。最後まで
集落を見守っていく尾方さん夫妻と村の様子が身に染みる写真です。40ページ
＜大人向け＞
英国一家、日本を食べる マイケル・ブース著 寺西のぶ子訳 亜紀書房（2013,4）
幼い子どもたちも一緒に家族4人で約3か月日本に滞在。その間、口にした日本食の数々についてなど、英国人から見た日本の食について語ります。278ページ
将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる！ 松永暢史 すばる舎（2014,12）
小さいときからの読み聞かせは、言葉を理解する能力を自然につけています。読み聞かせの方法や学齢別のお勧め本145冊の紹介もあります。191ページ
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