NO445 6月13日
前回は
「脳に楽しいことを教えると、それにハマる!」
幼児、小学低学年はゲーム、動画、タブレットはダメ!
その前に
できることの楽しさ!本の楽しさ!家族の楽しさ!
みんなで遊ぶことの楽しさ!・・・
を脳に教えてあげる!それがコツ!
そういえば
小1ですでに勉強がわからない。拒否する。
そんな話をよく聞きます。
きまって
タブレットで遊ぶことを教えています。
深刻な子は
その後、登校拒否になったり、
言葉の遅れをとりもどす施設に行ったり
親も子も大変なハンディを背負うことになっています。
一度楽しみを覚えてしまった脳が
勉強?に喜びや楽しみを感じるでしょうか?
本を読んで感じることができるのでしょうか?
苦労は続くよどこまでも・・・・
そんな感じがしてなりません。
一方、うれしい話もあります。
高校へ進学して、学年で良い成績がとれた!
中学では、自学が大切!と言われても
成績にすぐ表れなかった。
正直、半信半疑だった。
でも、高校へ進学して少しでも自学のクセがあって
本当によかった!
他にも
地元の国立大学に現役合格した方たちから
小学校の時
ポピーで目標100点!をめざせ!!
といわれ、負けないで家学を頑張ったことが
今の結果になっていると思う。
一緒に頑張った子たちもみんな合格できた!
本当に、おかげさまでよかったです。
こんな話が一番うれしいです。
将来ある子どもたちのために
少しでも力になれたのかな・・・。
自分で勉強する(学べる子)を増やしたい!
その私たちの思いが達成された思いがします。
中学はテストの結果もでて、次は期末テストです。
チャンスは何回もあります。
それが学生の特権です!大人とは違います。
だから合言葉は「次、リベンジしよう!」です。
気になる点数ですが
中1では450点越え、400点越え、
続々います。
しかし!全員ではありません。
中には大変な結果になった子も数人います。
中1の最初の成績は
高校受験では中間順位!です。
(高校入試は小5からの5カ年計画)
わかっていることなのに・・・
正直、本当に悔しいです。
夜、うなされるくらいです。(マジなはなしです)
子供たちの元気のない姿を見ていると
本当に辛くなります。
まず、こちらが諦めないことだといつも思います。
だから、諦めません。
一緒に泥船に乗ったつもりです。
沈むなら一緒に沈む!
諦めないで夢と希望を持ってがんばるしかありません。
小学生と勉強していると
「この子は大変なことになる!本当にヤバイ!」
とわかります。
これは、学校の先生もわかっています。
実は、親もわかっています。(わかっているハズです)
通知表を見ればわかります。懇談に行けばわかります。
宿題を見ればわかります。
(学校のテストは事前に練習するのでわかりません)
一緒に生活していれば
その子の様子がわかります。
好き嫌いや運動能力もわかりますね。
だから
一緒に勉強すれば一目瞭然!スグわかります。
でも
一緒にやらないとわかりません。
見ようとしないと気づきません。
気づくのは中学で成績になった時です。
今、子供たちがどんな状況にあるのか?
考えてみましょう。
学校のある日で約5時間自由時間があります。
土日を含めると、週に約50時間自由時間があります。
よく「勉強が心配だから塾へやる。」と聞きます。
塾は週に2日、2~3時間程度です。
3÷50=0.06 それがその子の宿題以外の学習割合です。
勉強時間が少なすぎます!
小4で40分の家庭学習時間が必要とされています。
1週間で4.76時間です。
すでに、塾だけの子に学習時間で勝っています!
これは、中学生も同じです。
塾は2時間だけど集中しているのは?
1時間30分とすると、週2日で3時間です。
たった3時間で勉強した気になっているのです。
だから成績は上がりません!
上がる子は・・・自分で勉強する時間の差です。
しかも
すでに小4の平均家庭学習時間に負けています。
勉強以外に何をしているのでしょう?
読書はどうでしょう?(2015年のデータでは)
小学生の月平均読書数は11.2冊です。
お子さんは月に10冊以上本を読んでいますか?
厳しい言い方をすれば
すでに、平均以下の教育環境で育っている子が
多くなっている!のです。
その状態を小学6年間続ければ・・・・。
特効薬はありませんよ。
よく「普通でいいの。」と親は言います。
ならば
普通の教育環境を作らないと!
小4に2時間も勉強させる必要はありません。
それは、趣味(勉強が)になります。
普通は、もっと遊べば良いのです。
(ゲーム、動画、タブレット以外で)
でも、宿題だけ?はいけません。
習ったらおさらいしないと!それほど天才ではないはずです。
もちろん読書も必要です。
読解力はすべての教科に影響します。
親の役割とは?
自分で勉強する(学べ)子に導くことです。
そして
その環境を整えてあげることです。
世界では勉強したくてもできない子供たちが沢山います。
その子たちの楽しみは
前に学校へ行っていたときの本を読むことだそうです。
恵まれた環境で育っている日本の子供たち
バカみたいにゲームやユーチューブに熱中していて
良いのでしょうか?
今、教えないといけないことは
感謝!です。
それを身をもって教えることが
人を育てる!ということであり
親の一番の役割です。
NO444 6月8日
「山に子供をおきざり事件」
北海道の話しかと思えば、金沢市でも
宿題をしないから・・・と山に、
おそらく「そんな子はいらないから山に捨てるよ!」
としつけのつもりでやったことが大事になったのでしょう。
「ごめんなさい。言うこと聞くから・・・」
「わかったの!今日は許してあげるから・・・」
シャンシャン。となれば良かったのでしょうが・・・
でも、次また同じことで罰を与えて
山に捨ててもダメなら、川に流す?
江戸時代の拷問のように縄で縛って水攻め?
年齢とともに罰を厳しくするしかなくなります。
罰を与えて躾けることは無理だとわかりますね。
結局、誉めて伸ばす!
書籍にも育児書にもあたり前に書かれていることが
先人の知恵なのです。
誉めるためには
子供を見ていないとできません。
手をかけなくても目をかける。
良いこと、正しいことをしたら誉める。認める。
見ていないと気づかないですね。
中学生でテストの点が上がらない子は
きまって、ゲーム、スマホ、ライン、ユーチューブ・・・
はまっています。
「勉強する時間ないやろ!」
「うん、ない。」
理由は単純です。
ゲームやスマホなどは麻薬と同じくらい依存性が高い!
こんな警告はあたり前のように発信されています。
10年以上前でしたか、日大の森教授の「ゲーム脳の恐怖」
が話題にもなりました。
しかし、新しい刺激も増え、悪化しているのが現状です。
恐ろしい現実を紹介します。
第一次大戦、二次大戦と戦争がありました。
戦場で敵と向かい合った時、本当に銃の引き金を引いて
相手を殺せるか?
実は10~15%の人しか引き金を引けなかったそうです。
人間のDNAには人間を殺してはいけない!とちゃんと
プログラムされています。(人類が滅亡するので)
だから当然の結果なのです。
でも、国家としては相手を殺さないと戦争には勝てません。
そこで、イギリスやアメリカでは
射撃訓練の的を、人の形にして動くようにし、人を撃つ事に
慣れされる訓練に変更したそうです。
その後のフォークランド紛争(イギリスとアルゼンチンの紛争)
では、イギリス兵の90%が引き金を引けるようになりなった
ということです。
今の戦争の映像で空爆のシーンをよく見かけます。
それも事前にリアリティのあるゲーム的な訓練で
爆撃の練習を積み重ね、人を殺傷する抵抗をなくしているのです。
アメリカの大学の研究で
アメリカの青少年が、はじめて銃を手にして殺傷事件を起こす。
まるで、プロのように慣れた手つきで銃を扱うのだそうです。
これはシューティングゲーム、戦いゲーム、で訓練した結果
と結論づけています。
日本でも、親殺し、祖父母殺し、アイドル殺傷など
なぜカンタンに人を殺せるの?と不思議でしたが
もし、小さい頃からゲームで訓練しているとすると
恐ろしいことです。
なぜ子供はハマりやすのでしょうか?
大人はこれまでいろいろな経験をしてきました。
ゴルフゲームをするより、ゴルフ場へ行ったほうが楽しいと
脳が知っています。
バーチャルで恋愛するより、現実はもっと楽しく刺激的だと
脳は知っています。
本を読めば、新しいことがわかり、知る楽しさがあることも
脳は知っています。
何が大切で、こうすれば失敗する危険も経験から
脳は知っています。
脳はその人が楽しいと思う方向へ指令を出します。
それが麻薬などの依存です。
子供はまだ経験がないのです。
その経験のない脳に、刺激的な楽しいことを教えれば
脳は、楽しいことへとその子を導きます。
それがハマる、依存の原因です。
恐いのは本人意思とは関係なく
勝手に脳が指令をだすことで
じわじわとそんな脳が形作られていくのです。
ゲーム大好き人間からゲームを取り上げても
麻薬中毒と同じで、イライラし、ゲームをやる方法を
考えます。
「えーっ!大変。恐ろしい。」と思わないで下さい。
これは現代社会の子育ての常識です!
厳しく言えば親の無知が原因です。
ゲームやスマホやラインをしていても
成績が安定している中学生もいます。
自己管理ができているからです。
なぜ?
本をよく読む子、勉強をきちんとして達成感を知っている子
家族で楽しく過ごす楽しさを知っている子。
友だちと外遊びをする楽しさを知っている子。
脳にその楽しさを教えた子です。
ならばそれを利用すればいいですね。
幼児、小学生低学年の時に
勉強は楽しいこと。できれば楽しいこと。
脳に教えてあげれば良いのです。
幼児ポピーはお母さんとお勉強ごっこの材料として
使って下さい!とお伝えしています。
子供たちは、幼児ポピーで考えたり出来たりすること
お母さんとの会話や誉めてもらうことが大好きです。
うちの孫も現代っ子です。
DVDも大好きです。でも「ポピーやろう」と誘ってきます。
人間は知的好奇心があります。
それを楽しく刺激するだけで大好きになるのです。
実はカンタンなことですね。
親のちょっとした時間の取り方で
子供たちの脳に楽しいことを教えてあげるだけで
正しいほうへ指令がでるのです。
親のちょっとしたひと手間が大切なんですね。
NO443 5月30日