本の紹介58
*2015,6月に発行されたものです。最新版はお母さんタイムでお渡ししています。
あじさいと雨の季節になりました
じめじめとした天気が多く、うっとうしくなりがちです。天気が悪く室内で過ごすことも増えることでしょう。絵本を読んでさわやかな気分になりませんか。今回はポピーfで紹介された本も載せました。
*この1ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。
<絵本>
ママ、あのね 福田幸広写真 ゆうきえつこ文 岩崎書店(2014,11)
ママに甘える動物たちの写真絵本です。赤ちゃんから大人まで楽しめます。
しっぽがぴん おくはらゆめ 風清社(2015,1)
キツネも猫もしっぽがぴん、たらりと…。絵を見ながら実物を思い浮かべてみて下さい。
じゃがいもポテトくん 長谷川義史 小学館(2010,7)
親戚みんなで北の国から八百屋さんへやってきたじゃがいものじゃーむす。父さんも母さんも妹もみんなお客さんに買われて行ってしまいます。みんなはどーなるのでしょう。
どうぶつしんちょうそくてい 聞かせ屋。けいたろう文 高畠純絵 アリス館(2014,8)
動物の身長を測ろうとすると…。作者の動物園での取材の裏話(大人向け)も紹介しています。
どうぶつたいじゅうそくてい 聞かせ屋。けいたろう文 高畠純絵 アリス館(2014,11)
動物の体重測定は大変です。嫌がるブタさんがいたり。
うめぼしさん かんざわとしこ文 ましませつこ絵 こぐま社(2015,2)
リズミカルな文で、梅の花が咲いてから食卓に上るまでが描かれています。
くまのこうちょうせんせい こんのひとみ作 いもとようこ絵 金の星社(2004,6)
元気な校長先生の「おはよう」に小さな声でしか答えられないひつじくん。でも校長先生が入院して…。命の授業を続けた実在の校長先生をモデルにした絵本です。
ぼくは建築家ヤング・フランク フランク・ビバ作 まえじまみちこ・ばんしげる訳
西村書店(2015,2)
まだ子供のヤング・フランクはいろいろなものを作ります。ある日おじいさんと一緒に有名な建築家の作品を見に美術館へ行きます。モノづくりの楽しさを味わえる本です。
ちっちゃなサリーはみていたよ ひとりでもゆうきをだせたなら
ジャスティン・ロバーツ文 クリスチャン・ロビンソン絵 中井はるの訳 岩崎書店(2015,4)
クラスで一番小さいサリーはだれも気が付かない存在だけど友達がいじわるされているのをちゃんと見ていました。そして…。
かめひょっとこ 最上一平作 陣崎草子絵 くもん出版(2014,12)
貧しい村に育ったみね。父ちゃんと母ちゃんがお面を作ってくれました。やがてみねはお嫁に行き、辛いときも悲しいときもお面をかぶって踊ります。
どんぐりひろばの⒓つき まついのりこ 講談社(2010,11)
言葉の一部を隠すクイズ形式でいろいろな言葉が学べます。年長から小学生にお勧めです。
おさびし山のさくらの木 宮内富貴子文 いせひでこ絵 BL出版(2015,3)
あっという間に散ってしまう桜の花、また会う日まで覚えておきましょう。美しい絵とともに巡りくる生命を語る絵本です。
<低学年~>
きんじょのきんぎょ 内田麟太郎 理論社(2006,9)
内田麟太郎の詩集です。言葉の面白さが味わえます142ページ
<中学年~>
親子で楽しむこどもことわざ塾 西田知己 明治書院(2009,11)
いろはかるたにある諺の意味と例文が載っています。クイズもあり楽しく諺を学ぶことができます。109ページ
めざせ!災害救助犬被災犬「じゃがいも」の挑戦 山口常夫 岩崎書店(2014,12)
東日本だし震災直後に生まれた雑種犬のじゃがいもは災害救助犬になるための訓練を受けています。被災した飼い主と犬たちの様子も伝えています。142ページ
子ブタシープピッグ ディック・キング=スミス作 木原悦子訳 評論社(1991,11)
ホギットさんの家にもらわれてきた子ブタのベイブはシープドッグ(牧羊犬)とともに暮らしシープピッグ(牧羊豚)として育ちます。映画にもなったベイブの原作です。154ページ
<高学年~>
まさかサカサマ回文ゲーム ながたみかこ 汐文社(2007,4)
上から読んでも下から読んでも同じになる回文を楽しい絵とともに紹介しています。クイズもあり楽しく読めます。123ページ
四字熟語ショウ 中川ひろたか文 村上康成絵 ハッピーオウル社(2007,12)
続・四字熟語ショウ 中川ひろたか文 村上康成絵 ハッピーオウル社(2011,4)
四字熟語の解説が、わかりやすく楽しい絵とともに紹介されています。56ページ、64ページ
僕のお父さんは東電の社員です 毎日小学生新聞社編 森達也著 現代書館(2011,11)
小学校6年生のゆうだい君の手紙に寄せられた返事と、著者の原発事故に関する思いと願いをまとめた本です。若い人だけでなく大人もぜひ手に取ってみてください。221ページ
<中学生~>
タイムマシン H.G.ウェルズ作 金原瑞人訳 岩波少年文庫(2000,11)
19世紀、TTがタイムマシンで未来へ。そこで見た世界は?ワクワクするSF小説ですが、現代社会への警鐘も込められています。180ページ
<大人向け>
悪童日記 アゴタ・クリストフ著 堀茂樹訳 早川書房(1991,1)
第2次世界大戦中、大きな町から小さな町へ住む祖母宅に疎開した双子の兄弟。過酷な生活を生き抜くために様々鍛錬や勉強、そして盗み殺人などの様子を日記風につづった小説です。244ページ
ふたりの証拠 アゴタ・クリストフ著 堀茂樹訳 早川書房(1991,11)
悪童日記の続編です。双子の兄弟の一人リュカの生きざまを描きます。238ページ
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