本の紹介62
秋も深まってきました
街の木々も色づき、山々は秋の色どりから少しずつ白い雪に覆われてくるようになりました。そろそろ冬です。今回は少し早めにクリスマスの本も紹介します。今年のクリスマスプレゼントには本はいかがでしょうか。
*この1ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。
<絵本>
まるまる もも 岩崎書店(2003,7)
ダンゴムシの成長の様子をかわいい絵本で紹介しています。未就園児にもどうぞ。
ぼくがきょうりゅうだったとき まつおかたつひで ポプラ社(2011,7)
僕が恐竜パジャマを着て公園に遊びに行くと…。夢いっぱいの絵本です。
からあげ あおきひろえ アリス館(2014,12)
うちのお母ちゃんはなんでセンスないんやろ?もっとおしゃれなお母さんが欲しいな。大阪弁
丸出しの絵本です。
りゆうがあります ヨシタケシンスケ PHP研究所(2015,3)
ぼくにはハナをほじる癖があります。ほじってもいい理由は…。子供らしい理由になるほどと思ってしまいます。
どうして? リンジー・キャンプ文 トニー・ロス絵 こやまなおこ訳 徳間書店(1999,5)
リリーはいつでもどこでも「どうして?」と聞きます。そのたびにお父さんは答えますが、ま
た「どうして?」と。ある日地球侵略をたくらむ宇宙人たちがやってきますがリリーは…。
かぜはどこへいくの シャーロット=ゾロトウ作 ハワード=ノッツ画 松岡享子訳 偕成社(1981,3)
「昼がおしまいになるとお日様はどこへ行くの?」「それはね…」男の子はお母さんに尋ねま
す。お母さんは優しく答えます。
せいなるよるのたからもの クドウあや 新教出版社(2013,10)
生まれてきてくれてありがとう、出生前診断について考えさせられます。
<クリスマスの本>
くりすますのおくりもの 木村由利子文 松村雅子絵 至光社(1993)
雪の降る中、うさぎは人参を2本見つけます。「1本は誰かにあげよう」
くつやのまるちん かすや昌宏絵 渡洋子文 至光社(1981)
靴屋のマルチンの願いはキリスト様に会うことです。ある寒い夜、おじいさん、赤ちゃんを抱いたお母さん、貧しい男の子に温かいお茶をご馳走します。原作はトルストイ。
ふしぎなよる セルマ・ラーゲルレーヴ原作 小泉るり子絵 女子パウロ会(2013,10)
クリスマスの夜、おばあちゃんが話してくれた不思議なお話しです。
クリスマスのはなし メアリー・ジョスリン文 アリーダ・マッサーリ絵 関谷義樹訳 ドン・ボスコ社(2013,10)
聖書に基づいたクリスマスの物語です。
クリスマスをまつリサベット アスリトリッド・リンドグレーン作 石井登志子訳 岩波書店(1994,10)
クリスマス前の川に氷が張った寒い日、お姉さんのマディケンと出かけます。北欧の厳しい冬の様子が描かれています。低学年から。76ページ
<低学年~>
ぼくはフクロウを飼っている 下田智美 偕成社(2015,2)
フクロウの羽を見つけた僕はフクロウを飼おうといろいろ調べてみます。たくさんの種類のフクロウや生態が紹介されています。40ページ
<中学生~>
笑う漱石 南伸坊 七つ森書館(2015,3)
夏目漱石の俳句に楽しい絵を添えた絵本です。(絵本なのでページなし60ページ程度)
走れ、走って逃げろ ウーリー・オルレブ作 母袋夏生訳 岩波少年文庫(2015,6)
ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害が激しくなる中、8歳のスルリックは村や森をさまよいながら生き抜こうとします。勇気と感動の物語。298ページ
<高校生~>
大学選びより100倍大切なこと 筒井美紀 ジャパンマシニスト社(2014,3)
大学での学びについて、大学で教鞭をとる筆者が大切なことを語ります。受験のためだけの勉
強のあり方が問われます。191ページ
<大人向け>
ぼくは勉強ができない 山田詠美 新潮社(1993,3)
秀美とその母仁子は物事の常識にこだわらないタイプ。そのため、他の高校生とは違う生き方をしています。“普通“って何だろう、それにどういう意味があるのだろうと考えさせられる小説です。235ページ
主夫になってはじめてわかった主婦のこと 中村シュフ 猿江商會(2015,3)
家事は意外と力仕事であること、授乳以外の家事は性別に関係なくできるということなど“その通り”とうなずけることばかりです。非シュフの方にも読んでほしい本です。190ページ
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