本の紹介63 *2015,12月に発行されたものです。最新版はお母さんタイムでお渡ししています。
もうすぐ冬休み
ふだんなかなか読書をする時間のないお子様も冬休みにはぜひ本を。まずは絵本や興味のある分野の本を選ぶといいでしょう。大人の方も年末年始の慌ただしい中で、読書タイムでほっと一息という時間が持てるといいですね。
*この1ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。
<絵本>
もういいかい 中野真典 BL出版(2015,3)
「もうういいかい」「まーだだよ」絵を見ていると気持ちが伝わってきます。
こんぶのぶーさん 岡田よしたか ブロンズ新社(2013,3)
ブーさんが昼寝をしたり昆布まきになったりと楽しい絵本です。
おひめさまはねむりたくないけれど メアリ-・ルージュ作 パメラ・ザガレンスキー絵 浜崎絵梨訳
そうえん社(2015,3)
眠りたくないけれど布団に入るのは大好きなお姫様。ベッドに入ったお姫様に王様とお妃さまは話します。原書名Sleep Like A Tigerからお話しの内容を想像してみて下さい。
きつねどん 洞野志保再話・絵 ビリケン出版(2014,7)
動物たちを次々にだましたキツネの結末は?ハンガリーの昔話の絵本です。
1つぶのおこめ デミ作 さくまゆみこ訳 光村教育図書(2009,9)
飢饉の年に、村娘のラーニは、褒美を取らせようという王様に「米を一粒だけ」と言いました。インド細密画の技法を取り入れた絵本です。
ジェーンとキツネとわたし イザベル・アルスノー絵 ファニー・ブリット文 河野万里子訳 西村書店(2015,6)
仲間はずれにされたエレーヌは学校に居場所がありません。”ジェーン・エア“を読み主人公と自分を重ね合わせます。いじめにあった子どもの心を描いています。高学年・中学生以上に。96ページ
<低学年~>
りんご つがるりんご園の1年間 叶内拓哉写真・文 福音館(2006,5)
青森県弘前市のリンゴ農家の1年をたどる写真絵本です。56ページ
<中学年~>
戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ ルイーズ・ボーデン文 アラン・ドラモンド絵 福本友美子訳
岩波書店(2006,7)
“ひとまねこざる”の作者H・A&マーガレット・レイが絵本を作り始めたころ、戦禍を逃れて自転車と列車と船でアメリカに渡ったことなどが記されています。絵が豊富です。71ページ
ブロード街の12日間 デボラ・ホプキンソン著 千葉茂樹訳 あすなろ書房(2014,11)
150年ほど前のロンドンを流れるテムズ川、その猛烈な悪臭の立ち込める川で泥さらいをする少年イール。あるときコレラが発生し瞬く間に街中に広がってしまいます。実際にあったことをもとに描かれた物語です。295ページ
<中学生~>
遊んで、遊んで、遊びました シャスティーン・ユンググレーン著 うらたあつこ訳 ラトルズ(2005,11)
「長くつ下のピッピ」などでおなじみのリンドグレーンの生涯について書かれた本です。彼女の著書には子供の頃の暮らしが随所に表れています。109ページ
<高校生~>
晩年の子供 山田詠美 講談社(1991,10)
10歳の私は犬にかまれ、近いうちに狂犬病を発症して死ぬと信じてしまいます。短編が8篇
収められています。211ページ
縄文鼎談 三内丸山の世界 岡田康博・小山修三編 山川出版社(1996,11)
縄文人の文化のについて様々の方面の識者が語ります。鼎談を記録した会話文なので読みやすくなっています。238ページ
<大人向け>
すごい弁当力! 佐藤剛史 五月書房(2009,8)
弁当は子どもの自己肯定感を育て、大学生にはプログラム・マネジメントの力をつけます。その実践や子供たち・親・学生の感想もたくさん掲載されています。206ページ
もっと弁当力! 佐藤剛史 五月書房(2010,5)
弁当は親子のコミュニケーションを増やし感謝の気持ちも育てます。子育て中の方は是非お読みください。215ページ
できる!を伸ばす弁当の日 竹下和男 共同通信社(2011,10)
著者は小学校の校長時代に、“給食の向こう側”が見える子供を育てたいと「弁当の日」を始めました。手作り弁当と子どもたちの笑顔の写真もたくさん掲載されています。119ページ
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