夏休みの生活と学習

夏休みの生活と学習

 夏休みこそ子育てを楽しみましょう!
 めんどうな事を親子で楽しみ

夏休みの生活  
に変えましょう‼
    

夏休みの学習

 「楽しい」=「楽をする」ではありません
 
 本当の楽しさとは“分かった!”“できた!”ときの喜びを味わうことです。(達成感
 1、学習の計画を立てる
    計画(長期と短期)は子供任せにしない(子どもは立派すぎる計画を立てがち)
    週に1回、予備日を設ける(ここで修正をすることができる)
2、ドリルなどの宿題は毎日少しずつ丁寧(ポピーを開いてやり方を確認しながら)
   夏休みの前半で終わらすように
 3、作文・日記など、なかなか書けない子には一度言葉で言わせてから書くといいでしょう。
     口で言わせる→親が紙に書く(話し言葉→書き言葉)
     題名は後で付けた方が楽なことが多い
     文章の組み立てなどを教えてあげましょう(8月号の作文・表現力ワークの活用
 4、宿題以外の家庭学習をしましょう
    ①1学期の復習(宿題とセットですると短時間でできる)
     忘れていたり、つまづいているところがあれば、繰り返して学習(学校のドリル・ポピー8月号・なつ夏ポピー・ハイレベルワークの活用)2回目でできたら天才!
    2学期の予習(ポピー9月号の活用、漢字練習・英単語練習・教科書の音読)
5、自由研究(チャレンジ)のテーマの選び方・・・夏休み前に決めておく
  ・子どもが疑問に思っていること、子どもの興味・関心があるもの(親はアンテナを張っておく必要あり)
  ・長い休みでないとなかなか取り組めないもの
  <条件>
  ・実験・見学などが可能であるか。
  ・子どもの力である程度出来ることか。 
  ・材料・器具などをそろえる事が可能か。費用はかかり過ぎないか。
  <チャレンジの例>
   制作(工作、手芸など)、科学研究、社会科見学、旅行記、料理

自由研究(チャレンジ)の進め方
  ・親は子どものできない部分の手助けやアドバイスをすることが大切。
  ・必ず自由研究・製作のノートを作ります。
     工作やさまざまなチャレンジでも必要。もちろん小1から

制作ノート・研究ノート(画用紙)の書き方
  目次分を1ページ空けておき、最後に目次を書く
  途中の様子の写真を貼るとよい(撮影者の氏名を明記すること)
     
 ①表紙(テーマ、学年組、名前)
 ②目次
 ③動機(それをしようと思ったわけ)
 ④計画
  <研究など>              <制作>
   必要な材料・道具、実験方法、調べ方   必要な道具・材料、作り方・設計図・完成予想図
 ⑤予想
 ⑥実験                  ⑤制作
 ⑦結果
 ⑧考察(結果からわかったこと)
 ⑨(制作は⑥)感想(難しかったこと、不思議に思ったこと、楽しかったことなど)
 ⑩(制作は⑦)これからの課題(これからやってみたいことなど)
 ⑪最後に参考文献、協力者などを書きます。

失敗したときは親がフォローしてあげましょう。
〇「大丈夫」「ここはうまくいってるよ」「ここをこうしたらうまくいくんじゃないかな」
  「困らせた方ががんばる」ことはまずないと思ってください。失敗したら子どもはいやになるだけです。

<注意>
    ・参考資料(本・HPなど)をそのままコピーして貼るのはやめましょう。著作権の侵害になる可能性があります。
    ・参考資料を引用または要約して書いた場合、必ず参考資料の出典を書きます。
     引用の場合は「………。」(「○○」~ページ)のように書く必要があります。 
         「○○○」~著 ~出版社 ~年 、~社 ホームページより  など

自由課題を通して、考えながら実験・制作する力、レポートをまとめる力、物事をじっくり見る目、根気強さなどが育つことでしょう。終わったときの達成感は子どもの心も育てます。小学校の間たったの6回しかチャンスはありません。この夏、是非お子様に達成感を味わわせてあげてください。

*学齢によって、また、性格によっても対応は違ってきます。日々の生活の中でお子様に寄りそって、どう接していけばいいのかが一番わかるのはおうちの方です。
*いえサポではお母さんタイムやメール相談などでおうちの方を応援しています。



本の紹介70


本の紹介70 
2016,7に発行されたものです。最新版はお母さんタイムでお渡ししています。
もうすぐ夏休み
梅雨で蒸し暑い日が続いています。カラッとした夏空になるころには、子どもたちも夏休み。時間がある夏休みにはぜひたくさんの本を読んでください。
ほほえみお母さん(幼児ポピー)で紹介されている本も載せました。
*この1ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。

<絵本> 
ちいさなたまねぎさん  せなけいこ  金の星社(1977,3
  ネズミにかじられたじゃがいものさん。仲間たちはネズミをやっつけようと…。
とけいのほん①②  まついのりこ  福音館(1973,5
  時計の読み方がよくわかります。低学年にもお勧めします。
えをかくかくかく  エリック・カール アーサー・ビナード  偕成社(2014,2
  青い馬や赤いワニなど、色鮮やかなえに引き付けられます。カールが子供の頃に出会った第一
次世界大戦で亡くなったフランツ・マルクの絵から影響を受け、この作品ができました。
もりのかくれんぼう  末吉暁子 林明子  偕成社(1978,11)  *ビッグブック有
  かくれんぼうや動物たちが絵の中に上手に隠れています。親子で探してみて下さい。
雨のうた  鶴見正夫 いわむらかずお  白泉社(1989,7
  リズミカルな詩に素敵な絵がついています。小さい子にぜひ読んであげて下さい。
「親子あそび」のえほん  武本香奈絵 平澤朋子  あすなろ書房(2015,9
  赤ちゃんから小学生まで遊べます。ぜひ夏休みに楽しんでみて下さい。
折り紙えほん  高野紀子  あすなろ書房(2014,12
  四季の行事を紙で折って表現できます。折り方は簡単なものばかりなので、低学年から作れま
す。夏休みの工作にも使えそうですね。
野の花えほん 春と夏の花  前田まゆみ  あすなろ書房(2009,4
  花の名前の由来や、遊び方などが紹介されています。親子で探してみるといいでしょう。
そらのうえうみのそこ  長沼毅監修 大橋慶子  TOブックス(2013,3
  タケシが乗るインディ号が宇宙へと、また、海の底へと探検に出かけます。そこでみつけたものが紹介されています。科学への関心が深まるような本です。中学年以上にお勧めします。
神様の階段  今森光彦  偕成社(2010,8
  インドネシアのバリ島の棚田の様子を、写真と文で紹介している写真絵本。中学年以上にお勧めします。
手で食べる?  森枝卓士  福音館(1998,5
  様々な食べ物を、手やいろいろな道具で食べる食文化を紹介している写真絵本です。中学年以上にお勧めします。
飛行士と星の王子さま ピーター・シス文・絵 原田勝  徳間書店(2015,8
  星の王子様の著者サン=テグジュペリの生涯を、独特の紙面構成で紹介しています。星の王子さまを読むときに併せて読むことをお勧めします。中学年以上に。

<低学年~>
くまのごろりんあまやどり  やえがしなおこ ミヤハラヨウコ  岩崎書店(2012,2
  ごろりんは水車のごっとんとけんかをし、冒険の旅に出ます。途中でひどい雨が降ってきました。気になるのはごっとんのこと。71ページ
どうぶつたちがはしっていく  長新太のおはなし絵本なん
キャベツくんのおしゃべり     長新太  子どもの未来社(2015,12
  おもしろくナンセンスなお話しが2冊に5話。読んであげるなら幼児から。各32ページ

<中学年~>
おばあちゃんのおにぎり  さだまさし  くもん出版(2001.7
  初めての誕生日会に、たくさんのお友達が来てくれました。たくさんのプレゼントとごちそう、そしておばあちゃんからは…。筆者の7歳の誕生日祝いのときの事件です。88ページ

<高学年~>
不思議の風ふく島  竹内もと代  小峰書店(2001,1
  島を一周するバスの運転手である飯田さんは次々と不思議なことに出会います。作者の出身地、能登島がモデルになっています。158ページ

<高校生~>
絵本翻訳教室へようこそ  灰島かり  研究社(2005,5
  絵本の翻訳者である著者が、絵をよく読み取ったうえでどう訳するか、言葉の選び方、漢字の使い方まで実例を挙げて詳しく説明しています。絵本を楽しむ大人にもお勧め。161ページ

<大人向け>
モンスターマザー  福田ますみ  新潮社(2016,2
  2005年に起きた長野県の丸子実業高校でのいじめ自殺事件。学校側はいじめがあったことを否定。その真実は?253ページ


*古い本を探す場合、県立図書館をお勧めします。同じ本は複数冊所蔵しない代わりに、本は廃棄せずにすべて保存してあります。

文章問題は大切。



小学生も
算数は文章問題。
国語は読み取り(読解)問題が
できないと意味がない!

高校入試数学の問題で計算問題
5、6問しかありません。
点数で10点程度です。
あとはすべて文章問題です。
文を読めないとアウト!です。

計算
文章問題でたてた式を解くためで
①問題を読解し②整理し③数式にし④計算
①②③がなくて④だけできても意味がありません。

国語の漢字も同じ
文を読み取り、作文(表現文)を書くために
漢字を練習しています。

日頃から練習していますか?

残念ながら
学校の宿題は計算と漢字が中心。
小学生の塾も漢字と計算。
それでも、きちんとできない子が多いのですが。

教材があっても
「文章問題は嫌い。」「やりたがらない。」
そんな声をよく聞きます。

やらないので、上手にはなりません。

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(中2数学の基礎問題です)
1枚50円のシールと80円のカードを合わせて
6枚買い360円支払いました。
シールとカードはそれぞれ何枚買ったでしょう。
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これ絵に描ける?

 これではアウト!読み取れていない!です。


読んで、イメージがわけば
整理して数式ができます。

カンタンな問題だから絵や図は面倒だ!
いやいや、本当に描けるの?

普通レベルの問題では(ポピー中2数学より)

この問題の
「製品Bの個数は、製品Aの個数の3倍より20個少ない」
のところです。(苦手な子が8割いますよ)
こんな問題を見れば
「意味わからん!」「無理。」と言います。(思考停止)

そう言う前に
何回も読んで、鉛筆を動かして、絵を書いてみれば!!
といっても
イメージする回路がなければ使えません。

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6-4=2ができればいい?
大切なことはイメージです。
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ポピー小1年算数のページです。
絵が多いでしょ!
①具体的にイメージするために「絵」からです。

②それを数ブロックに置き換えてイメージします。
 (図や表、数直線のもとになります)

6-4=2 ができればいいのではありません!
「多いものから少ないものを引く」(ちがい)
イメージができることが大切なのです。

「こんなのカンタンだから・・・」へぇー
なぜ、中2のあの問題が出来ない子が多いのでしょう?

対策!
------------------
幼児、低学年では
読み聞かせや読書が一番!
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文章を読んで、イメージする。
まさしく読書ですね。
そのイメージ訓練は「読み聞かせ」からです。

小4年なら小4年の本を読み、教科書も
小4向けの文章になっています。
でも、これも幼児からの階段を一段ずつ登って
小4の文章です。
これまで、怠けていたのなら
幼児向け絵本、小1向け、小2向け・・・
でも良いのです。
読む、イメージならマンガでもいいですね。

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ポピーで必ずやらせて下さい!
算数は文章問題
国語は読み取り問題
------------------
読み取り、イメージ、絵に描く(図式化)
が大切だとわかりましたか。
小学ポピーには
計算を練習したら、
必ずその計算を使う文章問題
あります。
時間がない時でも、必ず文章問題をやらせて下さい。
1問でもいいです。
そして「絵」や「図」「数直線」をかくようにしてください。
じっくり、ゆっくりできのは家庭だけです。

さらにステップアップ!

社会でも理科でもどんどん
イメージ力、整理力を育てて下さい。
(小6ポピー社会より)
「聖徳太子は天皇を助ける摂政となって蘇我氏と一緒に
天皇中心の国づくりをした」
の部分だけでも絵にするとこうなります。
(下手でもいいんです)
絵にするとおもしろいですよ!

どんな国づくり?
それが冠位十二階や十七条憲法なんですね。

図にしていくと流れがわかるんです。

中3の夏休みに社会の歴史を
読んで、図にした子は
社会だけでなくすべての教科の点数が上がり
冬には、ギリギリだった志望高校の
トップまでいき、学校長表彰までもらった子が
いました。

国語はすべての教科の基礎!
といわれます。
漢字じゃないんです。
読解力表現力のことなんです。

「どうしたらいいの?」

カンタンです。慣れることです。
練習です。訓練です。

スキーに2回行った人と
50回行った人では違いますね。
技術は慣れてからです。

慣れるために
習慣や楽しい勉強、負担のない勉強
が大切なのです。