本の紹介49*2014年9月に発行されたものです。最新版はお母さんタイムでお渡しします
2学期が始まりました
秋とはいえ日中はまだまだ暑いですね。でも日が暮れるのが早くなり朝晩は涼しくなってきました。秋の夜長に家族での読書タイムを楽しんでください。
*この2ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。
<絵本>
しっぽしっぽしっぽっぽ 木曽秀夫作・絵 フレーベル館(2011,3)
ネズミのしっぽがびよーんと伸びる楽しい仕掛け絵本です。
いろいろいろのほん エルベ・テュレ作 谷川俊太郎訳 ポプラ社(2014,5)
赤と青が出合うと?いろいろな色を混ぜて新しい色を作ります。絵の具を持ってきてすぐにやってみたくなる絵本です。
さる・るるる・る 五味太郎 絵本館(2014,4)
言葉遊びが面白い絵本です。
おかあさんだいすきだよ みやにしたつや 金の星社(2014,2)
大好きなお母さんは僕を叱ってばかり。優しくしてくれたらもっと好きになれるのに…。子どもの気持ちを素直に表した絵本です。子育て中のお母さん必読の絵本です。
いつまでも アンナ・ピンヤタロ作 俵万智訳 主婦の友社(2007,11)
いつまでも僕のお母さん、そしていつまでも僕のこと好き。いつまでもってどういうこと?
くずかごおばけ せなけいこ 童心社(1975,8)
これもいらない、あれもいらない、何でも屑籠にポイと捨ててしまう私。ところが…。
つなひき ジョン・バーニンガム作 谷川俊太郎訳 BL出版(2013,3)
カバと像にいつも意地悪を言われるノウサギは仕返しを考えます。アフリカの民話をもとにした絵本です。
まいごのどんぐり 松成真理子 童心社(2002,9)
コウくんがかわいがっていたどんぐりのケーキ。いつも一緒です。ケーキの気持ちとコウくんの思いが込められた絵本です。
せんそう昭和20年3月10日東京大空襲のこと 塚本千恵子文 塚本やすし絵 東京書籍(2014,3)
10万人以上が亡くなった東京大空襲。筆者の体験を絵本にしました。平和について考える本です。
<小学校低学年~>
まどさんからの手紙こどもたちへ まど・みちお文 ささめやゆき絵 講談社(2014,3)
詩人のまどさんが故郷の小学校へ宛てた手紙です。生きる上での大切なことを伝えています。子供たちと子育て中の方みんなに読んでほしい内容です。39ページ
<小学校中学年~>
ゾウの家にやってきた赤アリ カタリーナ・ヴァルクス作・画 伏見操訳 文研出版(2013,4)
ゾウのドクター・フレッドの家に赤アリのココが来ることになります。ほのぼのとしたお話しです。104ページ
これでカンペキ!マンガでおぼえる敬語 齋藤孝 岩崎書店(2014,5)
敬語の使い方がわかりやすく書かれています。159ページ
ネバーギブアップ! くすのきしげのり 小学館(2013,7)
腕相撲が弱いジュンのクラスで腕相撲大会が開かれることになります。ジュンは強くなるために毎日特訓をすることに。合言葉は“ネバーギブアップ”。126ページ
*先生のつうしんぼ 宮川ひろ 偕成社(1976,2)
担任の古谷先生は人参が大の苦手です。それに気が付いた吾郎は先生の通信簿をつけることにしました。116ページ
*おかあさんのつうしんぼ 宮川ひろ 偕成社(1979,1)
夕子は3年生。始業式に担任の先生が子供の入学式のためお休みします。学校の先生である夕子のお母さんは入学式に来てくれなかったのに…。182ページ
*おとうさんのつうしんぼ 宮川ひろ 偕成社文庫(1995,5 *単行本は1981,3)
おゆうは「お父さんな何点くらい?」と聞かれて「90点」と答えてしまいます。182ページ
*上の“つうしんぼ”シリーズは、現在と社会状況が違うので子供たちには理解できない部分もあります。1970年代のことをお子様にお話ししてあげるとよいと思います。
モグラ原っぱのなかまたち 古田足日 あかね書房(1968,12)
仲良し4人組。モグラ原っぱでの楽しい遊びの物語です。169ページ
ねしょんべんものがたり 椋鳩十編 童心社(1971,11)
おねしょに関する短いお話が24人の作者によってつづられています。219ページ
おかあさんの木 大川悦生 ポプラ社(2005,10)
7人の息子が出征するたびに桐の木を植えたお母さん。戦争の悲惨さを伝える話が7編収録されています。190ページ
<中学生~>
神さまがくれた漢字たち 白川静監修 山本史也著 理論社(2004,11)
漢字の成り立ちを「神さま」との関係から探っていきます。174ページ
クラスメイツ(前編・後編) 森絵都 偕成社(2014,5)
中1の1年間の様子ををクラスメイト24人を一人一人を主人公にして描いています。213ページ・233ページ
青春を山に賭けて 植村直己 文春文庫(2008,7)
大した動機もなく大学の山岳部に入り山に魅せられた著者は世界初の5大陸最高峰登頂も成し遂げます。その山に賭ける情熱と生活の様子が語られています。297ページ
先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 小林朋道 築地書館(2007,3)
鳥取環境大学構内とその周辺の生き物たちの生態などわかりやすく書かれています。184ページ
自閉症の僕が跳びはねる理由 東田直樹 エスコアール出版部(2007,2)
自閉症である著者が中学の時に綴った文です。自閉症の方の思いがわかります。175ページ
14歳の世渡り術学歴入門 橘木俊詔 河出書房新社(2013,1)
学歴社会が生まれた背景とこれからの教育をどう考えるといいかを伝える本です。222ページ
アヴェ・マリアのヴァイオリン 香川宜子 角川書店(2013,12)
あすかが手に入れた素晴らしい音色のバイオリン、それにはユダヤ人の少女の辛くて悲しい想いが詰まっています。平和な世界とそれをつなぐ音楽について考えさせられる物語。249ページ
<高校生~>
大誘拐 天藤真 カイガイ出版部(1978,11)
資産家のおばあさんを誘拐することを計画した3人組。ところがなんだか変。思わず笑ってしまいます。271ページ
祈りの幕が下りるとき 東野圭吾 講談社(2013,9)
東北にふらりと一人でやってきた物静かな女性、女性演出家、そして彼女を訪ねてきた女性の死、どうつながるのか、最後に解き明かされます。383ページ
村田エフェンディ滞土録 梨木果歩 角川書店(2004,4)
考古学者の村田は滞在先の土耳古の下宿で様々な国の人たちと一緒に暮らしています。国や言葉が違ってもみんな友であることをしみじみと感じさせます。220ページ
ルポ虐待―大阪二児置き去り事件 杉山春 ちくま新書(2013,9)
幼い子供たちを置き去りにしたまま家を出ていた母。部屋の中で亡くなった子供たち。その事件について探ります。265ページ
<大人向け>
わが子を伸ばす小学生の勉強法 佐々木勝男 子どもの未来社(2013,5)
学年別・教科別に家庭でどのように学習に取り組むとよいかが書かれています。197ページ
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