日々の思いを・・415~419

日々の思いを綴ってみました。不適切な表現などご了承下さい。

「他の子と比べず、昨日の我が子と比べる!」
「子供は、親の言うように育たないが、親のするように育つ」

NO419 11月5日

またまた祝日でお休み明けです。
今月は23日にもお休みがあります。
休みだらけですね。
多くの学校が10月号の最初をやっています。
大丈夫なんでしょうか?
小学校はなぜかのんびり。
中学校はガンガンスピードアップ!
そんな感じです。
秋の単元は学年で一番重要で難しい勉強です。
遅れを取り戻すためにスピードアップされると
子供たちの「わからん!どーでもいい!苦手!」
が噴出します。(見かけではわかりませんが)

家庭学習にも思わぬ落とし穴が・・・
子供が勉強をはじめると
「わからん!」
「どれどれ、これはこうやるのよ。やってみて。」
「うーん、わからん!」
なんでわからないの!ちゃんと考えてやりなさい!」
「・・・」(適当にやりはじめます)
だ・か・ら!これをやってから、こうするんでしょ!」
「ちゃんと見てて!まず、こうやってからやらないと!!」
「・・・」
あー!もうやらんでいい!!知らないよ!
「もう、ゲーム禁止にするからね!!」
・・・勉強が恐怖の時間になりました。
そして
子供は勉強から逃避しはじめ
親は家庭学習を諦める。(一緒に勉強すると喧嘩になる)
そしてどうなるか
続きがあります。
家庭学習を諦めることは
自分で勉強する道を閉ざしたのと同じこと。
毎日毎日あやふやが蓄積。
勉強に困れば「塾、塾。」「どこの塾行ってるの?」と
情報収集にはいります。
ところが
勉強で嫌な感覚をすり込まれた子供の心は
勉強から離れています。
さらに
できないことを努力してできるようにする。
これは大人でも根性のいることで
数パーセントの優秀な人ができることです。
結局塾へ行かせても
効果もなく時間とお金がムダになるだけです。

ついでに多くの人が間違えている例です。
それは
「勉強しないから・・・塾で少しでも・・・」
「勉強がわからないみたいから・・・」
「やり方が・・・」
の理由で塾に依存する場合です。
99%効果はありません!
具体的な話をしましょう。
(英語の点数が悪い場合・・・)
①英単語を覚える。
②英語のしくみや文法を教えてもらう。
①②どちらが成績に効果があるのでしょう。

正解は①の英単語を覚える!ですね。
もちろん①の努力があって②がわかれば最高ですが
②から?まずありえない話です。

②からはじめるとこうなります。
I was surprised at his word.
(私は彼の言葉に驚いた。)

「まず、読んでみてくれる。」
「えっ!マジか・・・」(なぜか驚く)
「アイ・・・ワズ・・スースースペースドゥ??」
(sとpを見て思いついたことを言います)
「動詞はどれ?」
「ワ・ワ・ワズ?うん?わからん」
(「わからん」がクセになっています)
「wasやろ!amの過去形やったね。」
「・・・・」(興味がないので反応がない)
「suprisedってどんな意味?」
「わからん」(読めないので当然です)
「his wordは?」
「・・・彼・・・世界??わからん」
「そりゃworldや!」

前には進みません。
単語ぐらい覚えておけ!となります。
(be suprised at~は連語でもあります)

単語を覚えていない人に
「suprisedはsupriseの過去分詞で・・・」
と話してもわかると思いますか?
説明しても間違えなく頭には残っていません。

単語を覚えていれば
「私は」「です(でした)」「驚く(過去分詞)」「~に」「彼の」「言葉」
単語の意味を並べただけでもなんとなく意味がわかります。
「at his word の「at」は前置詞で・・・」と
しくみの話も聞きやすくなりますね。

数学でも同じです。
方程式の式の立て方を教えても計算ができなければアウトです。

塾で効果を上げたければ
単語、漢字、用語、公式、を覚えて
読み書き計算もちゃん練習して!
そしてそれを反復する学習体力。
あたり前ですが、わかるようになりたい!の心。
それらをしっかり準備してから行かせないと
効果を期待してはいけません!

「勉強のやり方がわからないようだ・・・」
これも本来は
勉強してから教えてもらうことです。
勉強しない人が聞いても理解できません。
そして
聞いたことを実践する?ハズもありません。
結局それもムダになるだけです。

それでも、多くのご家庭が
夏休みに10万20万の夏休み特訓塾へ行かせ
成績は良くて現状維持。多くの子が下がって、
それでも9月からも毎月3万円払って
塾にたよるしかなくなっている人の多いこと・・・

遡れば・・・
家庭学習で親子バトルが発生し
親が諦め、子供が逃避したことからです。
そうならないために・・・
①勉強の時は親は師、子供は弟子。
  立場がちがうので大きな心を持って。
②あやふやは学校の授業の理解不足。
  なにかの理由で授業に集中できなかった。
  だから、ポピー「教科書のまとめ」から
③教えない。まねさせる。
  「じゃお母さんがやってみるね。」
  別紙に問題をゆっくりやって見せます。
  「じゃ、自分でやってみて。」
  チラチラ見てもOK!まねさせる。
  「どう、なんとなくわかった?」
  「じゃ、次の問題やってみるね。」
  慣れるまでこのパターン。
   「そしたら自分で挑戦してみる?」
  できれば自信になる!
  慣れる!自信がつく!それでOKです。
④短時間の軽い勉強を毎日繰り返す。
  だから習慣になります。

親の新習慣が子供を変えます。



NO418 10月30日

朝晩めっきり寒くなってきました。
考えてみれば10月も終わります。
風邪も流行っています。お気をつけ下さい。

みなさんは「便利な時代になった」と思いますか?
今の世の中はすごい速さで進んでいます。
2020年には自動運転の車が?
そんな話もよく聞きます。
自動運転になると・・・
運送業は?タクシーは?バスは?
仕事の様子も大きく変わっているかもしれませんね。
便利になって仕事がなくなるとすれば
それは幸せではないですね。
技術だけがどんどん進歩して
人がついていけないことになっているのではと心配です。

子育ても便利になりました。・・・は
残念!間違っています。
便利どころか手間がかかるようになったのです。
逆に大変で時間と労力がかかり親の負担も大きくなった!
それに気づいていましたか?
例えば
今は自動車があれば子供がいても気軽に外出できます。
昔は
公共交通を利用するしかありませんでした。
小さい頃、母と出かけてバスに乗った時
いつもと違う道を走っていることに気づきました。
「ねえ、母さん。このバス違うところ走っているよ」
外を見た母親は
「あっ、大変。間違えて乗ったんや・・」
そして、次の停留場で降り歩いた覚えがあります。
幼児か小学低学年かその頃だったと思います。
いつも母に連れられているだけですが
勝手に道順を覚えたり、街を覚えたり、バスを覚えたり・・・
おそらく、マナーや挨拶も覚えていったのかもしれません。

今の自動車は便利になりDVDも気軽に見られます。
子供を自動車に乗せ、DVDや携帯ゲーム・・・退屈はしません。
でも、箱に入って空間を移動しているだけです。
何も吸収することなく時間が過ぎていきます。

所得も安定しローンも手軽になり住宅事情もよくなりました。
それに伴って核家族が増え
お父さんの帰りが遅い方や出張や単身赴任のご家庭もあります。
多くの時間
お母さん1人で子育てすることになります。大変です。
孫を見ているとわかります。
おいしいものを食べた後は必ず回りを見回しています。
何かを上手にできたときもそうです。
感情を共有したいのです。
それに応えてあげることで感情が育ちます。
感情が育てば感性も育ち、考える力も育ちます。

それを見守るのは・・・
お母さん1人の負担になっているのです。
だから、DVDやゲーム、タブレットの子守?
これでは感情が育ちません!
時間をやりくりして親子の時間を作らないといけません。

心理学者実験で
ある工場で仕事の効率を上げるためにどうすればよいか
いろいろ実験したのだそうです。
音楽をかける。お金をよくする。待遇を変える。・・・
いろいろな実験で一番効果のあったことは?
「今、そのために研究者がモニター(見て)しています。」
と伝えることが一番効果があったということです。

人間は人に見られていると頑張る!
のだそうです。

昔は近所の子供たちといつも外遊びをして
知らず知らずに
理科や社会や体育や音楽の勉強をしていました。
虫取りや植物、探検やおにごっこ、歌もうたいましたね。
ところが今は・・・
社会事情や少子化で外遊びも難しくなっています。

自然と遊びの中で身に付く知識
あらためて親が一緒にやらないと身につかないのです。

学校へ行けば
適度な緊張感があり、授業はまじめに聞いていました。
休みや行事も少なく総合学習もありません。
学校ではいつも国語や算数や理科や社会の勉強していました。
だから
学校へ行っていれば
ある程度の学力は維持されていました。
ところが今は
学校は集中して勉強できる状況ではありません。

家庭でしっかり学ばせないと落ちこぼれていきます。

大変な時代になっているのです。
親の負担も大きくてあたり前の時代なのです。
中学生と話をしていると
「部活の友だちはテスト1点やった。もう1人は9点やった。」
気づかないで何もしなければ恐ろしい現実が待っているだけです。

サポート教室やめて宣伝をバンバンしている
やる気スイッチへ行った子は5教科合計で60点だそうです。



NO417 10月27日

新しいNHKの朝ドラ「あさがきた」を楽しく見ています。
ご存知のようにヒロインは広岡浅子さんがモデルです。
広岡浅子さん
日本ではじめての女子大学(日本女子大学)を作ったり
炭鉱業や銀行業、紡績業(ユニチカ)、生命保険(大同生命)
など多くの事業に手腕を発揮した方です。
(京都の実家も後の三井財閥となっていきます)
ドラマでは子供の頃から元気で好奇心旺盛で学問が大好き
女の子としてえがかれています。
座右の銘は
「九転十起生」(きゅうてんじゅっきしょう)
ことわざの「七転び八起き」より2回多い・・・らしいですね。
妻とテレビを見ながら
「小さい頃に破天荒な子がスゴイ人になるんだね・・・」と話していました。
それから我が家では
「ビックリポンや」(ドラマで主人公が驚いた時に言うセリフ)が
マイブームとなっています。

以前お伝えしましたが、中学の英語単語練習で
「rain、rain、rain・・・」と子供が練習しています。
「今、どの単語を練習しているの?」
・・・・わからん。
「???、自分の書いている単語やぞ!」
「うーん・・ラ・・イ・・ン?」
「レインや!」
読めない意味もしらない単語を
ひたすらノートに練習している・・・ビックリポンです。
さらに最近では・・・
小学生が宿題の漢字ドリルをノートやっています。
同じ漢字の文を5回ほど書く宿題です。
すごい速さでどんどん書いていきます。
「はやいな。もうちょっと丁寧に書けば」
「ところで、今書いている漢字読める?」
わからん。
「じゃ、その前の漢字は?」
読めん。
1ページめくると読みが書いてあるのですが・・・
読めない漢字をひたすらノート書いている?
これまたビックリポン!です。

覚えることは上達せず
写す作業だけはどんどん上手くなる。
うん?
今の中学生と同じ?ですね。
テスト前に提出の学校ワークがそうなっています。

長年(小学生の6年間)身につけた悪しき習慣
カンタンになくなることはありません。

日本のお母さんは
トイレトレーニングまでは一生懸命子供に教えるが
それ以降は教えな。と言われます。
そう考えると
鉛筆の持ち方はひどい状況です。
お箸の持ち方も同じ
日常的なことですら身につけていないことだらけです。
宿題でも
「宿題やった?」の声かけはありますが
「漢字はこうやって口で言いながら書けばいいよ。」
「音読はこうやってやるのよ。」
・・・・
教えていないことが多くありませんか?

勉強はわからないときに教えることが親の役目だと
思っていませんか?
違います!
取り組み方、姿勢、心、を教えることが親の役目です。

なぜ学習の習慣がつかないのか?
歯磨きはどうでしょう
最初は親が磨いてあげます。
毎日磨きながら
「歯磨きは大切なこと。やらないといけないこと。」
と自然とすりこんでいきます。
そして
少しずつ子供にやらせながら仕上げはお母さん。
子供ひとりでやるまでに時間をかけ
段階を踏んで身につけさせますね。
勉強は?
身に付かないはずですね。

以前、小学4年のお兄ちゃんにくっついて
小学1年の子もサポート教室に来たことがありました。
様子をみて1年生は断りました。
なぜ?
この子が見て欲しいのは、声をかけて欲しいのは
私じゃなく、お母さんだとわかったからです。
低学年で勉強がわかるようになりたいとか
やり方とか技術的なことなどどーでもよいことです。
頑張っていることを見守って、認めて、誉めてほしい。
その心を感じて欲しいのです。
それをお母さんにお伝えしたところ
「私も忙しいから、時間がとれなくて・・・」
「あなたが小娘なら言いませんが親なんだから
 勉強をみてあげるのは当然ですよ!」
「10分でもいいんですか?」
「十分です。お願いします。」
そのお母さんは素直に実践して下さり
コツをつかんで上の子の勉強も見てあげるようにした。
と良い方向に進んでいってくれました。

お金を払って人にお願いすることは
みんなが出来ることです。
だから、大したことではないのです。
お金では買えないものが一番大切で
子育てでもそれが一番の子供を伸ばす方法なのです。
 


NO416 10月23日

中学生は2学期中間テストの結果がではじめています。
サポート教室でも(ポピーいえがくサポート教室)
続々結果がでています。
サポート教室は
自分で勉強するための心と技術をつけることが目的です。
勉強は自分でやる!
それ以外に方法はないからです。
"答えのある勉強"は覚えるだけです。
覚えるのは本人であり、努力であり、時間が必要です。

具体例を紹介します。
中1Aさんの場合(5教科合計500満点)
427点⇒429点⇒442点⇒446点(今回)
・順調に上がっています。
・しっかり学習時間をとりポピー予想問題集もやっています。
中2Bさんの場合
前回259点⇒今回365点(106点UP)
・夏休み基本の反復で勉強のコツをつかむ。
ポピー中心に勉強を進めた。
Cさんは
社会が32点から67点まで大幅アップ!
・このランクアップが一番スゴイ!
・「社会大嫌い」を克服する努力はエライですね。
ポピーの重要用語書き出し作戦を頑張りました。
・・・・
良い報告ならまだまだありますが
塾ではありませんので現実を公開します。
中1のDさん
435点⇒423点⇒408点⇒361点(今回)
・この子はダウンです。
・原因は新しいゲームを買ってハマっているとのこと。
(ゲーム大好き!とのことです)
Eさん
390点⇒323点⇒293点⇒268点(今回)
・「勉強イヤ!嫌い!面倒くさい!」の子です。
・家での学習量は殆どありません。
・・・・

残念ですが現実は上がる子もいれば下がる子もいます。
もちろん全員の成績が上がることが理想です。
親の願いも痛いほどわかります。

もちろん対策も考えます。(参考になればと思います)
Dさんの場合
学習を強化していきます。
顔を見れば本人が一番ショックな顔をしています。
本人は気づいています。
だから、短時間でもやることはしっかりやれ!です。
・習ったらポピー、ついでに予習。
・時間は1日70分!頑張れ!です。
Eさんの場合
糸が切れないように我慢の時です。
本人の気づきの時まで
・今の勉強を坦々と進める。
・自信だけは失わないようにする。
信じている。見守っている。やればできる。
その心を持って対話し続けます。

成績が上がる子とそうでない子の違いは
勉強への心です。
そして、勉強したのか、しなかったのかです。
だから
指導で注意していることは
勉強との心の距離です。
勉強から心が離れていれば
何を言っても聞かないし、ウザイ!となります。
言えば言うほど勉強への嫌悪感が増すだけです。
よく「言わないと本当にやらないから」と聞きます。
幼児、小学低学年ならそれもありますが
中学生なら効果より逆効果のリスクの方が大きくなります。
小言や注意をするなら
やりはじめた方が前に進んでいることになります。

例えば勉強にやる気のない中学生のやらせ方例
「ちょっと、この問題やってみて。」
「えー・・・面倒くさい。イヤや!」(可愛らしいもんです。と思いましょう。)
「イヤなん。わかったよ。そしてらやるよ。」(同調して無視して進めます。)
「1個80円のリンゴを何個か買って・・・・」(勝手に読み始めます。)
「そして、次ぎ読んでくれる。」(本人に読ませるようにバトンタッチ。)
「えーっと、1個50円のみかんを・・・」(ちゃんと読み始めます。)
・・・・
「だいたい意味がわかった?そしたら整理してみるか」
「この整理のし方を覚えると、どんな問題でもできるんやぞ!」
「そしたら、ノートに書いてね」(ここまでくれば進められます)
・・・・
「ほら、できたね。天才やな!カンタンでしょ」

こうやって積み重ねながら一歩一歩前に進めます。
勉強と心の距離を近づけていくしかないようです。
それでも
数問がなんとなくできる・・・程度では点数に反映しません。
それを家で(自分で)反復してはじめて点数になります。
本人も指導する側も大変でしょ!

だから、小学生の頃からしっかり勉強できる子にして下さい。


NO415 10月17日

10月も中旬が過ぎました。
学校の授業もサクサク進んでいるようです。
ここで追いつかないと!
4年生の勉強は4年生で終わらないと・・・
5年生に持ち越すことはできません。
よって
授業がスピードアップします!
スピードアップすると・・・
学校で反復する時間がなくなります。

勉強は
「わかる」と「できる」では大きく違います。

「わかる」=「できる」なら
みんなプロのスポーツ選手になれますね。

例えばゴルフでは
本もDVDもスクールも沢山あります。
クラブを握るだけでも
「握る力はタマゴを持つ程度の力で・・・」
「3割ほどの力で・・・」
・・・・
わかります!

次に、グリップ(握り方は)・・・
図解や動画でわかりやすく説明してあります。
これも・・・
わかります!

姿勢(スタンス)、バックスイング、インパクト、フォロースルー・・・
これも図解や動画でわかりやすく説明してあります。
「なるほど!うんうん。」
これも・・・わかります。

ところが
できない!

そりゃ当然です。みなさんもそう思いますね。
「練習しないとダメでしょ!」

「わかる」ことを「できる」ようにするためには
反復練習が必要なんです。
流れは・・・
①まず、わかる。(理解する)
②理解したことをもとに練習する。
③上手くいかない時はもう一度読み直す(見直す)②へ
④そして、また練習する。①へ
・・・・
人間、ものごとを身に付けるためには
(料理でも自動車の運転でも同じです)
「理解」⇒「練習」⇒「確認」(上手くできたか)
そしてまた
「理解」⇒「練習」⇒「確認」・・・・・
ループして上達していきます。

さて、勉強です。
昔から言われることがあります。
学校は「わかる」ようにする場所。(新しいことを学ぶ)
家庭は「できる」ようにする場所。(復習し定着させる)
だから
学力定着には家庭学習が大切!

学校がスピードアップすると
毎日毎日新しいことをどんどん習います。
「なんとなくわかった・・・」「意味不明・・・」
あやふやなまま進んでいきます。

家庭で"おさらい"することが本当に大切になっています。
習ったらポピー、習ったらポピーです!

中学1年で中間テストの社会の点数が大幅ダウンした子がいます。
社会の範囲は歴史です。
「小6の時、勉強はどうだった?」
「先生をバカにしていたから勉強していなかった。」
「そしたら歴史はわからんね。」
「うん。ぜんぜんわからん!」
ところが小6の時に同じクラスの子は点数は下がったとはいえ
70点は確保。
「そんな大変なクラスやったん?」
「うん。勉強にならんかった。」
「そしたら社会の勉強たいへんやったね。」
「うん。大変やったから一生懸命勉強した。」

当然、社会だけでなく全教科に影響しています。
数学の比を使った方程式も
最初は「わからん」でした。(比は6年です)

ある中3の子は長方形の面積があやふやです。
なぜ気づいたかといえば
二次方程式になり
縦がXcm、横が(8-X)cm、面積は36平方cm
「式は」
「わからん」
「長方形の面積の公式は?」「・・・・」
「縦が4cm、横が6㎝の面積は?」
「・・・それがいいのにわからん、10?」

どうも、小2でご家庭の事情があり勉強どころでなく
小3は学級崩壊に近い状態だったとのこと
そんな例は山ほどあります。
大変ですが面積や比はもう一度学び直しできます。
ところが
どうにもならないことがあります。
それは
勉強への心です。
学習の技術や体力です。

勉強が嫌い!勉強なんてどーでもイイ。
嫌なことはやりたくない。
人の話を聞けない。本を読んでも理解できない。
30分もじっくり勉強できない。
そうなれば、学び直しも出来ません。

小学生の頃の学び忘れ定着されなかったこと
中学でその子のハンディになっているのです。

これは子供たちの責任でしょうか?
学級崩壊は家庭の力ではどうにもなりません。
でも
気づくことはできます。「ヤバイ!」と・・・・。
そして家庭で対策することもできます。

なぜこのブログを立ち上げたのか?
そして毎回お母さんに耳の痛い話をするのか?
これも
子供たちの今の現実に気づいたからです。
その深刻さがわかれば何かせずにはいられません。
将来ある子どもたちが
たった10数年で多くの可能性を捨ててしまう・・・。
見過ごすことはできません!
勉強や成績だけがすべててではありません。
でも、学べない人間はダメです。
「勉強なんてやっていられるか!」「オレはオレの道をゆく。」
昔の子はエネルギーがありました。
今の子は
「オレはバカだから。」「頭よくないし。」「どーでもいいし。」
波間に漂うクラゲのような子が多くなっています。

大切なことは気づきです。
だから親も勉強(広い意味で)しなければいけません。
例えば
お子さんが学校へ行っている間に
ポピーを見て問題を少し解いてみて下さい。
必ず気づきがあるはずです。
子供の勉強に関心のある方はすでにやっています。
勉強に関心があるので当然です。
でも、多くの人は勉強に関心があるのでなく
子供の成績や順位や進路に関心があるだけかもしれませんね。




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