本の紹介51
(2014年11月に発行されたものです。最新版はお母さんタイムでお渡ししています)
秋が深まってきました
街の木々が美しく彩られ、落ち葉も舞う季節となりました。日暮れも早くなり夜が長く感じられます。家族で1日10分の読書タイムはいかがでしょうか。今回は“ほほえみお母さん”に掲載された絵本も紹介します。
*この1ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。
<絵本>
おふとんかけて! D・ハコエン&S・シャーシュミット作 石津ちひろ訳 BL出版(2011,8)
お休みの時間、動物たちが「おふとんかけて」と。寝る前にぴったりの仕掛け絵本です。小さい子にお勧めします。
おねしょのかみさま 長谷川義史 学研教育出版(2014,7)
毎日おねしょをして悩んでいるゆうちゃんの枕元にある日おねしょの神様が現れます。おねしょが治るおまじないを教えてもらいますが…。
おとうじゃないって 中村文人文 村上康成絵 佼成出版社(2009,4)
腹ペコウツボの口の中にキンセンイシモチが卵を産みました。やがて卵がかえって小さな子供がたくさん生まれました。
うそ 中川ひろたか作 ミロコマチコ絵 金の星社(2014,6)
人はみんな嘘をつきます。いい嘘、悪い嘘、なんで嘘をつくのでしょう?ユーモラスな絵本。
うみの100かいだてのいえ 岩井俊雄 偕成社(2014,7)
海に落ちてしまった人形のテンちゃん。身に着けていたものはみんなどこかへ行ってしまいました。そして不思議な泡の中に吸い込まれて行きついたところは海の100階建ての家。
ふしぎなカメラ 辻村ノリアキさく ゴトウノリユキえ PHP研究所(2012,11)
近所の古道具屋で見つけた大きな古いカメラ。リュウタとお父さんはそのカメラを持って写真を撮りに出かけます。撮れた写真はなんだか変です。
ひみつのカレーライス 井上荒野作 田中清代絵 アリス館(2009,4)
カレーライスが大好きなフミオ。ある日カレーの中から種が出てきました。庭に植えるとなんとカレーの木が生えてきました。
したのどうぶつえん あきびんご くもん出版(2008,6)
動物園前駅で降りて階段を昇れば上野動物園のはずがこの日は階段が下に降りていました。ついたところは“したのどうぶつえん”。さて、どんな動物園なのでしょう。
へいわってすてきだね 安里有生詩 長谷川義史画 ブロンズ新社(2014,6)
平和な世の中に生まれてよかったな、これからもずっと平和が続いてほしい、そんな願いを込めて小学校1年生の男の子が書いた詩に素敵な絵を添えた絵本です。
ミケランジェロ石に命をふきこんだ天才 キアーラ・ロッサーニ文 ビンバ・ランドマン絵 森田義之訳
西村書店(2014,6)
ミケランジェロの生涯と作品を作るエピソードが語られています。小学校中学年くらいから。
<小学校低学年~>
星ねこさんのおはなしちいさなともだち にしなさちこ のら書店(2011,11)
友達のいないねこ、ある日川で顔を洗っているとさかなが飛び出してきました。友情が深まるとともに心が豊かになっていくねこ。幼児への読み聞かせにもいい本です。79ページ
<中学生~>
14歳からわかる生命倫理 雨宮処凛 河出書房新社(2014,5)
生殖医療や臓器移植など科学技術の進歩によって命が操作されるようになってきています。とても難しい問題ですがわかりやすく書かれています。196ページ
<高校生~>
天地明察 上・下 冲方丁 角川文庫(2012,5)
徳川4代将軍家綱の時代、碁打ちの渋川春海は暦づくりのプロジェクトの実行者として選ばれます。282ページ、290ページ
(株)貧困大国アメリカ 堤未果 岩波新書(2013,6)
アメリカでは人々の食を始め暮らしのさまざまのものが蝕まれ始めています。公共サービスが次々と民営化され企業や富裕層に有利な社会がますますすすんでいます。アメリカのみならず世界に広がっていることに恐ろしさをおぼえます。ぜひ若い人に読んでほしい本です。278ページ
猫泥棒と木曜日のキッチン 橋本紡 メディアワークス(2005,8)
みずきは17歳、まだ小さい弟のコウを置いてお母さんは家出を。そんなみずきは死んだ子猫をそうっと家の庭に埋めてお墓を作っています。233ページ
マザコン刑事とファザコン婦警 赤川次郎 徳間文庫(1997,8)
警部大谷と超過保護なママ、婦警川原と娘を溺愛するパパ、大谷の部下弓江が様々な事件を解決に導く短編集です。252ページ
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