本の紹介69
*2016,6月に発行されたものです。最新版はお母さんタイムでお渡ししています。
梅雨です
なかなか外遊びができない時期です。親子で本を楽しむ時間をぜひ。今回は虫歯予防デーにちなんで、歯に関する児童書も紹介します。
*この1ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。
<絵本>
あめぽぽぽ 東直子作 木内達郎絵 くもん出版(2009,5)
雨が降る音、雨が当たる音など、絵と共に楽しめます。小さい子から大人まで。
はがぬけたらどうするの? セルビー・ビーラー文 ブライアン・カラス絵 こどまともこ訳 フレーベル館(1999,5)
乳歯が抜けたとき、世界の子どもたちはその歯をどうするのでしょう。どこの国でも似たよう
なことをしていることに驚きます。
おとうさん、お元気ですか… フィリップ・デュパスキエ作 見城美枝子訳 文化出版局(1986,2)
船に乗って遠くでお仕事をしているお父さんへの手紙の形で書かれています。最後のページは
感動します。
ぼくのかあさん ヒュー・ルーイン文 リサ・コッパー絵 多田ひろみ訳 すぐ書房(1991,3)
ジャフタのお母さんがどんなにステキか、この絵本からひしひしと伝わってきます。
大森林の少年 キャスリン・ラスキー作 ケビン・ホークス絵 灰島かり訳 あすなろ書房(1999,11)
10歳のマーベンは両親から離れて木材の伐採現場の会計係として働くことになります。そこ
で出会ったきこりとの心の交流。高学年以上にお勧めします。
わにのはいた マーガレット・ドリアン作 光吉夏弥訳 大日本図書(1983,2)
わにのアリは歯がいたくなりました。でも歯医者は怖いし…。56ページ
そういえばそう入れ歯 きたむらてつろう 新風舎(2005,1)
歯を磨くのが大嫌いなはじめ君。おじいちゃんみたいに入れ歯になればいいのにと思っていると…。79ページ
<中学年~>
鏡からとびだした歯医者さん ジャンニ・ロダーリ作 安藤美紀夫訳 大日本図書(1986,12)
書名の作品も含め、ロダーリの愉快なお話しが4篇収められています。102ページ
そばかすイェシ ミリヤム・プレスラー作 齋藤尚子訳 徳間書店(2002,11)
イェシは8歳の女の子。お兄ちゃんとは喧嘩ばかりしているけど本当は大好き。そんなイェシをパパもママも温かく見守ります。楽しいお話しが3編。192ページ
<高学年~>
ぼくが宇宙人をさがす理由 鳴沢真也 旬報社(2012,8)
小さいころから宇宙へのあこがれを持っていた著者。不登校などのつまずきを乗り越えて、世界中の研究者たちのリーダーとなって宇宙人探しを始めます。141ページ
汚れなき悪戯 J.M.サンチェス・シルバ作 江崎桂子訳 小学館(1989,12)
生まれてすぐに捨てられたマルセリーノは修道院のお坊さんたちに育てられます。ある日、絶対に行ってはいけないと言われていた屋根裏部屋に入ってしまいます。174ページ
<高校生~>
蜻蛉日記をご一緒に 田辺聖子 講談社文庫(1991,9)
難しい古典の内容が楽しく読めます。藤原道綱の母である蜻蛉が夫の藤原兼家に寄せる想いが
描かれています。女の想いはいつの時代も同じですね。325ページ
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