本の紹介73 *2016,11月に発行したものです。
紅葉の美しい季節になりました
秋も深まってきました。暖かい部屋で親子で絵本を開いてみませんか?心がほんわかと温かくなることでしょう。
今回は“絵本はパレット”(前号で紹介)に掲載されていた本を多く読みました。
*この1ヶ月に読んだ本の中から数冊紹介します。
<絵本>
いっぱいやさいさん まどみちお文 斉藤恭久絵 至光社(1993)
思わず手を伸ばして食べたくなってしまいます。絵の中の虫にも注目。未就園児から。
どうぶつしりとりえほん 薮内正幸 岩崎書店(1996.8)
動物の親子の絵を見ながらしりとりを楽しむことができます。未就園児から
せんべせんべやけた こばやしえみこ案 ましませつこ絵 こぐま社(2006,10)
歌いながらままごと遊びをしてみませんか?楽譜付きです。未就園児から
ぱっぴぷっぺぽん もろかおり絵 うしろよしあき文 ポプラ社(2014,8)
乳幼児が好きな「ぱぴぷぺぽ」音。言葉のリズムと絵を楽しんで下さい。未就園児から
ハエくん グスティ作 木坂涼訳 フレーベル館(2007,1)
ハエくんが泳ぎに出かけました。ところが…。幼児から小学生まで楽しめる絵本です。
おばけやしきにおひっこし カズノ・コハラ作 石津ちひろ訳 光村教育図書(2009,9)
独特の色使いとストーリーで、ホッコりした気持ちになれる絵本です。
しょうたとなっとう 星川ひろ子・星川治雄写真・文 小泉武夫原案・監修 ポプラ社(2003,11)
しょうたは納豆が嫌い。ある日おじいちゃんと畑へ行き…。写真絵本です。
かえるをのんだととさん 日野十成再話 斎藤隆夫絵 福音館(2004,1)
腹の中で虫が騒ぐ。和尚様に聞いてみると「かえるを飲むといい」と。楽しい昔話です。
ふしぎなたけのこ 松野正子さく 瀬川康男え 福音館(1963,6)
たろが山へたけのこを掘りに行きました。上着をとろうとしたらたけのこはグーンと伸び…。
ふしぎなやどや はせがわせつこ文 いのうえようすけ画 福音館(1990,6)
旅商人の趙が板橋で評判のいいという三娘子の宿に泊まりました。夜になって趙が見たのは?
とらとほしがき パク・ジェヒョン再話・絵 おおたけきよみ訳 光村教育図書(2006,11)
韓国の昔話。赤ん坊が、虎が来るよと言われても泣き止みません。ところが干し柿と聞くと。
アップルパイをつくりましょ マージョリー・プライスマン作 角野栄子訳 ブックローン出版(1996,1)
マーケットがお休みだったら?材料を集めるために世界を旅します。
パパのカノジョは ジャニス・レヴィ作 クリス・モンロー絵 もん訳 岩崎書店(2002,1)
パパのカノジョは変わっているけど、いいセンいってる。個性を認めることを訴える絵本。
アフリカの音 沢田としき 講談社(1996,3)
タイコの音。大地の恵みに感謝する音。見返し模様が生きる喜びを表しているようで素敵です。
<中学年~>
グレッグのダメ日記 ジェフ・キニー作 中井はるの訳 ポプラ社(2008,5)
大人が読むと、えっ⁉と思うような内容が日記風につづられています。子どもの本心が表れているのかもしれません。221ページ
<高学年~>
周期表完全版ゆかいな元素たち! サイモン・バシャー絵 エイドリアン・ディングル/ダン・グリーン文 藤田千枝訳
玉川大学出版部(2015,6)
2016,6月、113番元素がニホニウムと名付けられ関心も高まっていることでしょう。元素の特徴をわかりやすく解説。科学好きの方にお勧めします。194ページ
<中学生~>
?が!に変わるとき 小国綾子 汐文社(2014,10)
行き当たりばったりの就職活動で新聞記者になった著者。記者としての生活やいったん職を離れて海外で過ごしたことなどを通して、記事を書くときの思いを語ります。133ページ
<大人向け>
性分でんねん 田辺聖子 筑摩書房(1989,9)
著者の思いが詰まったエッセー。読んでいると気持ちが楽になります。259ページ
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