教育対話主事便り9

“対話主事便り”より9
*ポピーのモニターのお仕事をされている方向けにお渡ししている毎月の情報から、子育て中の皆さんにも読んでいただきたい記事を紹介します。
*今回は2015年10月に掲載されたものの一部に加筆して掲載します。

<ゲームなしの生活をすると…>
 会員さんの中にはゲームを持っていない(または家にあってもしない)子がかなりいます。
その子たちに共通していえるのは、読書好き、学力が高いことです。また、折り紙が好きな子、辞書や大人の本を見る子、身体を動かして遊ぶ子もいます。
なぜかこの子たちはテレビやビデオを見る時間も長くありません。

 子どもたちの多くがゲームに費やす時間は1日何時間くらいでしょう。
ゲームなしの家ではこの時間が空くわけですから子どもたちは暇になります。時間があるから勉強も読書もできるのです。そしてやっているうちに勉強や読書は楽しいなと思えるようになるのです。

ゲームを持っていいないご家庭の方にお聞きしました。
 「クラスでゲームを持っていないのは多分うちだけです。」
 「ゲームを持っていないからと言って仲間はずれにされたりいじめられたりということはありません。」
 「友達とのコミュニケーションにも支障はありません。」
 おそらくこの子たちは人間力が育っているので周りの子たちにとって、“お友達になりたい”魅力
のある子なのでしょう。
 本当はゲームは与えたくないけれど、うちだけ持っていないのはかわいそうだという理由で与えて
しまう必要はなさそうです。
 子どもにゲームを与えておいて、「ゲームばっかりしていないで勉強しなさい!」は大人の勝手ではないでしょうか。目の前にごちそうを並べられて「食べるな!」と言われているようなものですね。



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