教育対話主事便り9

“対話主事便り”より9
*ポピーのモニターのお仕事をされている方向けにお渡ししている毎月の情報から、子育て中の皆さんにも読んでいただきたい記事を紹介します。
*今回は2015年10月に掲載されたものの一部に加筆して掲載します。

<ゲームなしの生活をすると…>
 会員さんの中にはゲームを持っていない(または家にあってもしない)子がかなりいます。
その子たちに共通していえるのは、読書好き、学力が高いことです。また、折り紙が好きな子、辞書や大人の本を見る子、身体を動かして遊ぶ子もいます。
なぜかこの子たちはテレビやビデオを見る時間も長くありません。

 子どもたちの多くがゲームに費やす時間は1日何時間くらいでしょう。
ゲームなしの家ではこの時間が空くわけですから子どもたちは暇になります。時間があるから勉強も読書もできるのです。そしてやっているうちに勉強や読書は楽しいなと思えるようになるのです。

ゲームを持っていいないご家庭の方にお聞きしました。
 「クラスでゲームを持っていないのは多分うちだけです。」
 「ゲームを持っていないからと言って仲間はずれにされたりいじめられたりということはありません。」
 「友達とのコミュニケーションにも支障はありません。」
 おそらくこの子たちは人間力が育っているので周りの子たちにとって、“お友達になりたい”魅力
のある子なのでしょう。
 本当はゲームは与えたくないけれど、うちだけ持っていないのはかわいそうだという理由で与えて
しまう必要はなさそうです。
 子どもにゲームを与えておいて、「ゲームばっかりしていないで勉強しなさい!」は大人の勝手ではないでしょうか。目の前にごちそうを並べられて「食べるな!」と言われているようなものですね。



新小学1年ポピーはスゴイ!

平成27年4月から小学校教科書が変わります。
唯一の教科書準拠教材ポピー
新しい教科書の合わせて新版になります!

新小学1年4月号の見本が入庫しました。
わくわくしながら見てみましょう。

「じゃじゃーん!」なんかボリュームがあります。
まずは、別梱包のものを見てみます。
syo1-全体.JPG
なにやら・・・「時計」があります。
ちょっと開けてみます。
中には「時計」「時計ワークブック」が入っています。
ダイヤルを回すと短い針と長い針が連動して動きます。
syo1-時計.JPG
なるほど!
ワークブックと連動して時計の勉強ができるんだ!
(6月号にセットされます)

次は・・・親向けの「子供の成長と学習ガイド」
syo1-成長ガイド表紙.JPGsyo1-成長ガイド内容.JPG
内容は・・・
「成長編」と「学習偏」があり
子供の成長段階の様子と対応が
わかるようになっています。(子育てガイド)

恐ーい、「小1プログレム」の記事もあります。

その他、英語CDや漢字表、オリジナル表紙シールが入っていました。

さて、本誌カバーを開けて教材を見てみます。
syo1-教材全体.JPG
これは・・・ボリュームありすぎ!
心配ご無用。
(毎月の教材と指定月の教材があります)

まず、情報誌「親向け」と「子供向け」があります。
(①親向け・ポピーエフ)毎月         (②子供向け・ぴかり)毎月
ポピーエフは最新の教育情報や子育てのコツ、ポピー会員の情報交換など
毎月育児書が届く感じです。
人気の親野智可等先生などのコラムも大好評です。
子供向け情報誌は「ぴかり」
科学や自然のおもしろさや会員参加クイズなど
子供たちが楽しみにしています。

(③こころの文庫(毎月))             (④新せいかつかワーク(年4回))
こころの文庫
その学年と月に合わせた、読みきりタイプの文庫です。
小1からクセになるといいですね。
(ポピーは中3までずーっと付けています)
せいかつがワーク
新版からセットされます。小3からの理科社会につながります。

小学ポピーは
国語力に力を入れています。
(⑨ことばの文庫(年2回))           (⑩作文・表現力ワーク(8月号))
syo1-教材ことばワーク.JPG syo1-教材作文表現力.JPG
ことばの文庫の1年は
「おとおさん?」「おとうさん?」長音などをマスターします。
「答えとてびき」にルールがしっかり書いてあるので
お母さんもスッキリ!です。
8月号夏休み号には「作文・表現力ワーク」が新セットされます。
記述問題の基礎力がつく!国語対策にもなりますね。
今の子供たちが最も苦手なところが楽しく練習できますね。

新版の小学ポピーには
英語が標準セットされます。
ワークブック(毎月)+CD(4月号)+動画配信(無料)
※動画配信のページは上にQRコードがあります。
syo1-教材英語ブック.JPGsyo1-教材英語ブック2.JPG
無理なく楽しく英語学習ができますね。

さて、ようやく教科の勉強です。
  ↓ポピーは教科書準拠版です。(国語光村版の印)
syo1-教材こくご表紙.JPG
準拠版とは・・・
syo1-教材こくご目次.JPG syo1-教材算数もくじ.JPG
教科書のもくじと同じ!(教科書とページが対応)なんです。
実は・・・
(ポピー小1年の国語4月号は教科書ごとに5種類作ってあるんです。)
学校で習った順番に勉強できる。
漢字ドリルや計算ドリルと順番が同じなので宿題とも対応。
学校のテストとも対応!
そして
子供が見れば「今日習った!」とひと目でわかる!
やるところをさがすムダがないのです。

国語は上段に教科書の文と挿絵(類似)があり
学校と同じ勉強ができます。
syo1-教材こくごワーク.JPG
「あさ」・・・教科書を見れば文字は少なく絵ばかり・・・
「何を勉強するの?」
心配ご無用!ポピーの「答えとてびき」を見ればわかります。
「へぇーこんなことが大切なんだ。学校でこう習うんだ。」
まさしく、お母さんの指導書です。

(算数の答えとてびき)
syo1-教材こたえ厚い.JPG

けっこうなボリュームです。
syo1-教材こたえ役立つ.JPG
さらに
家庭の生活の中で、ちょっと工夫するヒントもあります。
(子どもの目線で、まるつけポイント)
「なんばんめ(算数)」のページでは
洗濯物をしまうお手伝いを例に
「上から・・番めに入れてね。」と声をかけ
生活の中でも自然と算数の力を伸ばすヒントを紹介。

これで算数のセンスを伸ばす方法もわかりますね。
(ポピーは学校の先生も監修に参加されているからです)

算数学校と同じ勉強です。
「うさぎとにんじん、おおいほうに〇をつけましょう。」
一対一対応の問題です。
syo1-教材算数ワーク.JPG
見た目で「にんじん」とわかりますが・・・
「答えとてびき」を見ると
「うさぎさんは どのにんじんをたべるのかな?」
「うさぎさんと にんじんを線でむすんでみようね」
・・・・
考え方の手順が書いてあります。
なるほど!
これが勉強なんですね。

ページを進めると・・・
「まんてんチェック」のページ。そして「テスト」があります。

syo1-教材こくごテスト.JPG syo1-教材算数テスト.JPG

勉強のゴールは
「問題ができる。」ことです。
ワーク(理解)⇒ドリル(練習)⇒テスト(確認)
が勉強の流れ、ポピーもその3要素が入っています。
「教科書のまとめ」⇒「練習問題」⇒「チェック・テスト」

ポピーは㈱新学社が編集しています。
新学社は中学校で一番使われている教材メーカーです。
(自主学習などのワーク、中学セミナー、新研究など)
小学校でも「計算ドリル」「漢字ドリル」そして・・・
漢字.jpg 計算ドリル.jpg
テストも多くの学校で使われています。

学校教材のトップメーカーだから
学校の授業やテスト、宿題にも役立つ教材が作れます。
さらに
家庭教育を研究し実践してきた全日本家庭教育研究会が
発刊しています。

いえがくサポートでは
入学前の春休みから、予習学習をおすすめしています。
お母さんが先生役になれば
入学後、授業がはじまっても戸惑うことはありませんね。
何より、わかる!できる!自信が
その子の学校生活を生き生きとします。

小1プロブレム・・・問題になっています。
授業中に座っていられない。集中できない。・・・
入学したクラスで起こる可能性もあります。
学校も先生もクラスメイトも変えることはできません。
どんな環境でも
しっかり学べる「心」「技」「体」が必要です。

最近では小1や小2のご家庭で
「宿題で1時間、2時間、かかって親子ともヘトヘト・・・」
そんな話をよく聞きます。
同じクラスの別の子
「15分で終わるよ!」だそうです。
学力格差が早くなっています。

自分で勉強できる子は
小1年で親子学習経験者です。
そして、小学高学年、中学になっても
「生きる力」も育っているのです。

はじめてがいっぱいの小学1ねん。
はじめて・・・だから
家庭学習をあたり前にするチャンスです。
「小学生になったら学校の予習、復習を毎日やるのよ。」
「へー、おもしろそう・・・。」
無限の可能性のある子どもたちです。
勉強が苦手な子だけにはしないようにしたいですね。

《新小学1年ポピーご予約キャンペーン》

ポピーお申込.JPG

小学1年からの家庭学習の大切さ1~5

1からの家庭学習の大切さ1 

1年生2年生の間は勉強は宿題だけで十分。3年生になってから考えるわ。」よく、
こんな声が聞かれます。
果たしてこれでいいのでしょうか。
まず考えていただきたいのは、
ご両親の子供の頃とは時代が違うということです。
社会を取り巻く環境が変わっています。
不審者対策のため外遊びが自由にできなくなりました。
学校は週休
2日になりました。
教育課程が変わりました。
学校の体制も変わっています。
幼児期から携帯ゲーム機を持つ子供が増えました。
パソコン・スマートフォンなどが幼いころから
身の回りにあるようになりました。
そのほかまだたくさんのことがあります。

そのため、
今の子供たちはかつては自然に身についていた
大切な能力が育たないまま大きくなることが多いのです。
ですから、
小学校
1年生からの家庭学習がとても大切なのです。

1からの家庭学習の大切さ2 

<聴く耳を育てましょう>
視覚からの情報が多い現代、子供たちの聴く能力が低下しています。
授業中の先生の声は
耳に入ってきてもその意味を理解しながら聴けない子供が増えています。
せっかく授業を受けていても、受けていないのと変わらない状況です。
聴く耳を育てるのに一番良いのは
家族間の楽しい会話です。
現代ではテレビや電子機器の普及により家庭内での会話が減少しています。
できるだけ意識をしてテレビを消して家族で会話をするように努めるようにしましょう。

でも、いったい何を話せばいいの?
と思われる方も多いと思います。
そういう時は家庭学習がよいきっかけとなります。
 
具体的な会話例
 
「今日、学校でどんなお勉強を習ったの?」
子供が答えられるような問で聞く耳を育てます
 
「今日は、自分の名前を書く練習をしたよ。
 紙の中にちょうどいい大きさに書くのが難しかったよ。」 
 
「どれくらいの大きさの紙に書いたのかな。」
 
「これくらい。」
 「おうちでも書いてみて。」
(親は紙と筆記用具を用意する)
 
「いいよ。」
学校でやったことの復習です)
 
「すごい!上手に書けたね。」
ほめることで勉強への意欲が高まります)
 
「お部屋に貼っておこうね。」
子供の学習成果を見える形にしてほめます
  
これは一例ですが家庭学習と会話がうまくかみ合っていますので、
子供の聴
く力が育つだけでなく勉強も楽しくできます。


1からの家庭学習の大切さ3 

<勉強は楽しいものということを感じさせましょう> 
「小学生になったら勉強するんだ。」
真新しいランドセルや机を目の前にして多くの子供たちが目を輝かせています。小学校入学の前とすぐ後は勉強のやる気が一番ある時です。
このやりたい気持
ちを伸ばしてあげるのに最適な時期が
入学前
12か月と入学後すぐです。
遅く
なればなるほど子供のやる気は少なくなってしまいます。
子供に家庭学習をさ
せようとしても、やりたがらなくなり大変です。 
大人でもやりたいことは取り掛かりも早いし、集中して取り組めるものです。
 
ましてや子供はなおさらです。
やる気満々のこの時期を逃す手はありません。
  

「勉強は楽しい」と子供に感じさせるにはいくつかのポイントがあります。

1、学習に必要な道具がすぐに手の届くところに準備できている。
   
 お菓子の空き缶などに、鉛筆、消しゴム、赤青鉛筆、付箋紙、
 のり、はさみなどをセットしてリビングに置いておくといいでしょう。
    
 教材とノートなどもすぐに取り出せるようにしておきましょう。

2、短時間で終わらせる。
   
 時間が短いからといってもう少しと欲張りません。
 むしろ「もうできたの?すごいね。」とほめてあげましょう。
   
 もう少しやりたいと思うくらいのところで終わらせると、翌日の勉強が楽しみになります。

3、親の目の届くところでさせる。
   
 勉強を親子で共有すると子供は安心します。
   
 台所仕事をしている間、食卓で勉強させるのもいい方法です。

4、言葉と
はなまる・シール・スタンプなどを使ってほめる   
 まずは勉強したことをほめます。
   
 全然できてなくても叱らないことです。
 大人にとって当たり前のことでも子供にとっては難しいのです。
 いずれはできるようになると信じ、わかっていないところは教えてあげればいいのです。
(ポピーの手引きが参考になります)
 


1からの家庭学習の大切さ4


<最初がかんじん> 
入学式の日から宿題を出される先生がいらっしゃいます。
1年生が終わるまで毎日欠かさず宿題を出される先生もいらっしゃいます。なぜだと思いますか?それは、学校に行くようになったら毎日勉強するのが当たり前という意識を持たせるためです。 

家庭学習も同じです。
12年生の間は家庭学習の習慣をつけるときです。1年生の時から毎日家庭学習をしていればそれが当たり前になります。皆さんが朝歯磨きや顔を洗うのと同じことです。家庭学習が習慣化するのに最低2年はかかります。それも早く始めた方が習慣化するまでの時間や要するエネルギーは少なくて済みます。しかも1年生はまだ素直で大人の言うことも聞きます。3年生以降になると自我も強くなりなかなか親の言うことも聞かなくなります。


1からの家庭学習の大切さ5

<設問の意味を教えてあげましょう>
 「小
1の最初のテストが0点。うちの子バカでないかしら。」
時々あることです。
この場合設問の意味が分かってない場合が多いものです。
 
「みぎの えを みて こたえましょう。」
“みぎのえ”がどれかよくわからない。 
「ただしい ものに まるを つけましょう。」
   
どこに丸を付けていいのかよくわからない。
( )内に丸を付けることがわからない。
 
「・・・を ○で かこみましょう。」
   
○で囲むというのはどうすればいいのかよくわからない。

当たり前のことがわからないのです。

学校のテストの前に家庭でやっていれば
親が教えてあげることができます。教材を使っての家庭学習はとても有効です。学校は集団なので個別に対応できません 1年生の初めのテストはほとんどの子が100点です。その中で0点または悪い点数を取った子供の気持ち考えてみてください。おそらく勉強は難しいし楽しくないという意識を持ってしまうことでしょう。大変なことです。ぜひ1年生の初めから家庭学習に取り組み子供に勉強は難しくない楽しいものだといことを
教えてあげてください。

小1からの家庭学習の実践1~8


1からの家庭学習の実践1
幼児期から親子共同学習(幼児ポピー)をされてきた方は、
もう家庭学習で子供とどうかかわればよいかが身についていることと思います。

今から家庭学習を始められる方にとっては、
親として初めての経験です。この最初の段階で対応を失敗してしまうと、
子供は「勉強はおもしろくない!」と思い、後々まで影響
します。
 大人だってそうですね。たとえば、友達に誘われてワクワクしながら初めて行ったスケート場。友達には「簡単だからリンクの真ん中まで滑っていきな。」と背中を押されたものの転んでばかりであざだらけ。おまけに寒くて風邪をひき、ともだちには「スケートに向いてないね。」なんて言われたら二度とスケートをしたいとは思わないでしょう。子供の勉強も同じです。 <親の心構え>子供は勉強したくてたまらなくワクワクしています。お母さんもワクワクしいますか?「初めて子供の勉強を見るんだ…。懐かしいしなんだか楽しそう。まずこの気持ちを持ってください。楽しく親子で勉強している様子をイメージする)親子で楽しみながらやります。子供にとっては勉強は楽しいもの(遊び感覚に近い)です。楽しく勉強するにはお母さんの笑顔が大切です。
鏡を見て自分の表情を確かめてみてください。


1からの家庭学習の実践2    
<いつから始めるの?> 小学校へ入る23か月前から少しずつ始めるのがいいでしょう。幼児ポピー年長版あおどり(¥900123月号があると便利です。ない方はA4~B4くらいの白い紙(つるつるしていないもの)に、絵をかいたりするといいでしょう。お父さんやおじいちゃんおばあちゃんに手紙を書くのもいいでしょう。この時期には、本の読み聞かせもたっぷりしてあげてください。絵本だけでなく、物語を耳だけで聴くのも大切です。数ページずつ何日かに分けて読んであげると、聞く耳が育つだけでなく、続きを楽しみにして待つ心想像力を働かせる力も育つことでしょう。
<勉強を始める前の準備>まず勉強場所です。お母さんがいつもいるリビングやキッチンのテーブルがいいでしょう。そばに子供の勉強道具を置く小さな棚などがあるといいです。間取りの関係などで難しい場合は、勉強道具一式をかごなどに入れ、勉強が終わったら片づけてもいいでしょう。(子供部屋などに)ただし、勉強するときすぐに取り出せるようにしておくことが大切です。 

道具も大切です。
よい仕事をする職人さんは道具の手入れをきちんとして揃えています。勉強も同じです。必要な勉強道具はきちんと整理して使いやすいように箱などに入れておきます。
鉛筆をすぐ使えるように削っておくことも大切です。


用意する道具の例
 (不要なものは入れない)    Bまたは2Bの鉛筆5本程度(鉛筆削りも近くに用意、ボールペンシャープペンシルはよくない)よく消える消しゴム赤青鉛筆12(○付け、コメント書き用)付箋紙(もう一度やるところなどに貼る)必要であれば、のり、はさみ、色鉛筆、ミニ定規なども*教材、ノート、下敷きも一緒においておきましょう。子供をほめるためのシールやスタンプは別にしてお母さんがすぐに出せるようにしておきましょう。

1からの家庭学習の実践3

<勉強への構え>
 勉強場所も決まり道具もそろい、さあ、いよいよ勉強開始です。小学校に入ると勉強と遊びは区別しなければいけません。楽しい勉強イコール遊びながら勉強することではありません  

まず、姿勢です。
(姿勢の前に髪の長い子は結ぶかピンでとめて勉強中に髪が下がってこないようにしておきます)成績の良い子は姿勢がいいものです。・椅子の背もたれによしかかりません。(背筋を伸ばす)・机とおなかの間にグー(握りこぶし)が一つ入るくらいにしましょう。    おへその場所を教材の真ん中と同じところに来るようにしましょう。(小1,2ポピーには教材の中心にしるしがついています)・目と机の間は2030cmくらい離します。・足はできるだけぶらぶらさせないようにします。・肘はつきません。・左手(利き手と反対の手)は机の上に出して書く紙(ノートや教材)にパーにしておきます。      (手で支えるということ) 

  
<勉強開始>入学前は「これからお勉強を始めます。」と声に出して言うようにしましょう。これは小学校の授業の開始の合図の言葉です。終わったら「これでお勉強を終わります。」と声に出して言いましょう。勉強の開始・終了を言葉で表すことによって、勉強と遊びや日常生活との区切りを意識させることができます。だらだらとながら勉強をする悪い癖をつけないためにも、ぜひ実行してください。

1からの家庭学習の実践4
<子供はまねる>
鉛筆の持ち方、文の読み方、文字の書き方…、大人から見ればイライラするほどたどたどしいこともあります。当たり前です。子供は勉強に関しては初心者です。そこでお母さんの出番です。お手本を示しましょう
子供はまねて覚えるものです。
言葉もそうですね。
生まれた時から聞いてまねて覚えたはずです。
正しい鉛筆の持ち方をして見せます。子供がうまくできないときは優しく手を添えてあげてもいいですね。文は読んでみてあげましょう。(必ずワンセンテンス以内で)このとき、文字を指でたどりながら
ゆっくりはっきりと読みます。
その後、子供に同じところを読ませます。きっと驚くほど上手に読めます。
うんとほめてあげましょう。
文字もお母さんが書いてあげます。その上をなぞらせてからその横に書かせると、これも驚くほど上手に書けるようになっています。必ずほめてあげましょう。                                                                                  

<勉強のさせ方のコツ>
 
ゆっくり丁寧にさせましょう。
早くすることを要求されると
子供は適当に勉強することを覚えます。
(小さいときに速さを競う幼稚園や教室に通っていたこの多く子が、適当に勉強する悪い癖がついて、高学年や中学になってから成績不振に陥っています。)
スピードは後でついてきます。
事実、スローペースだった子供が
3になってから早くできるようになり、上位の進学校に合格した例がいくつもあります。大人にとって当たり前のことがわからないのが子供です。「どうしてわからないの?」は禁句です。「わからない」から勉強するのです。
(わかっていれば学校へ行く必要はありませんね)
問題は必ず声に出して読ませましょう。1年生の最初のうちは指で文字を確認しながら読みましょう。設問の意味を間違えて読まない習慣をつけるためにも大切です。

《いえがく110おすすめ教材》
ポピー申込みバナー2.JPG

1からの家庭学習の実践5<絵を読みます>最初は文字を習っていないという前提で教科書は作られているので絵が多いのです。
しっかりと絵を読み取らせましょう。
文を読み取る力の基礎となります。
絵を指でさすのは、文章を読んで必要なところに傍線を引いたりする力につながります。

やり方の例
「絵の中に何があるかな(いるかな)?」「どこにあるかな(いるかな)?」(指でささせる「なにをしているのかな?」「たくさん見つけたね。すごいね。」(必ずほめてあげます 
中には答えられない子もいるので、そういう時はまずお母さんがお話しします。
たとえば「ここにお花が咲いているね。まだ、何があるかな?」
「これは何かな?」
 
算数の場合は見つけたものの数を数えさせることも忘れずにしましょう。
 
たとえば

「リスさんは何匹いるかな?」                                                            

<問題を読みます>
 
今の時期はゆっくり丁寧に一字一字正しく読むことを心がけましょう。
そのために指で文字をたどらせながら読むのです。
 
中にはすらすらと速く読める子もいますが、
お母さんがお手本にゆっくり読んでからもう一度読ませるといいでしょう。
(実践4の勉強のさせ方のコツを参照)
 

読み方や設問の意味が分からない場合もあります。
その時は教えてあげてください。
*読みにくいもの 
(  )…かっこ  「  」…かぎかっこ  
 □…しかく  ○…まる
*設問の意味や答え方が分かりにくいもの・○でかこむ…ぐるっとする(指でやって見せる)・□からえらんで…ここの中からさがして 
・答えを(  )の中に書く。
 
・きごう…あ、い、うなど

※ポピー教材をお使いの方は
 「答えとてびき」にページごとに
 おや目線のアドバイスがあります。
ポピー小1年さんすうのページ 
小学1年算数4.JPG
答えとてびき
小学1年算数4答えてびき.JPG

1からの家庭学習の実践6

<答えを書く前に>
6歳児は「聞く・話す」から「読む・書く」への過渡期です。
個人差もありますが、
黙って文字を見て理解し書くということはまだ難しい時期です。
一度音にして耳で聞きそれから書く方がいいようです。
この個人差はその後の学力にかそれほど影響はありませんので焦る必要はありません。
むしろ無理に読み書きにこだわる方が後々に悪い影響を及ぼしかねません。
ですから、
答えを書く前に一度声に出して言ってから書かせる方が子供は安心するようです。
また、このとき違うことを言ったときは
「どうしてそう思ったの?」と理由を尋ねてみましょう。
子供らしい発想で「なるほど」と思うことがあります。
ただし、違う場合は
「算数(国語)のお勉強のときはこんな風に答えることになっているんだよ。これは決まりだから覚えておいてね。」
と教えてあげてください。
そうすることで、鉛筆で答えを書き込むときに正しい答えが書けます。
1の初めに、
いきなり間違った答えを書いて○がもらえなかったら子供は勉強が楽しくなくなります
                                                                <答えを書きます> 
・ゆっくり丁寧に。
 解答欄にバランスよく書くのはまだ無理です。
(バランスよく書けるようになるのは
3年生以上です)
 はみ出していても叱らないでください。
「これくらいの大きさの字で書くと、カッコの中にきちんと入るね。」と
 お手本を示してあげましょう。
 
・書いた後は書いた答えを一度声に出して読ませます。
 誤字脱字がないかの確認です。
 間違えに気が付いたらすぐに正しい答えに直させましょう。
 これは書いた答えの確かめをする習慣につながります。
(多くの子供たちがテストで誤字脱字のために点を落としています。)


1からの家庭学習の実践7
<答え合わせ>
答えを書いたらすぐに答え合わせをしましょう。
子供は自分が書いた答えがあっているかワクワクしています。
 
「自信ある?」「あっているかな~。ドキドキするね。」など、
子供が“早く合っているか知りたい”という気持ちを
盛り上げる言葉かけをするといいでしょう。
 

低学年の場合、親は答えを見なくてもわかります。
そのため答えを開かずに答え合わせをする方がいらっしゃいます。
これは、後々子供がいい加減に勉強する癖のもとになります。
面倒でも必ず答えを見て丁寧に○付けをしてください。
 

○付けをする道具は、赤鉛筆かサインペン・ソフトペンです。
ボールペンはお母さんの○付けには使わない方がいいようです。
(これは心理的なことのためです)
 
時々、ページ全体に大きく一つ○を付ける方がいらっしゃいます。
一つずつ丁寧に○を付けてください。
また、丸の最後ははらわずにとめて下さい。(閉じた○に)
子供はお母さんの○付けの仕方を真似します。
大きくなって自分で○をつけるようになったとき、
成績の良い子は丁寧に○付けをしています。
 
間違えた場合は、×はつけません
“間違えは悪”というイメージだけは持たせないように気を付けてください。
成績トップクラスの子は意外と教材では
30点や0点がついています。 
いろいろな方法がありますが、一つの例を紹介します。
 
①問題の番号にしるしをする。(かわいいミニシールを貼ってもいい)
 
②答えの上に付箋(または紙)を貼ってその上にもう一度答えを書かせる。
 
③あっていたら青鉛筆で○をする。①のしるしにも○をつけておくとよい。
 
 勉強に慣れてきたら、ノートにもう一度させるといいでしょう。(夏休み前は無理です)
                                          

<てびきを読む>
 
ポピーのてびきは丁寧です。
お母さんは声に出して子供に聞こえるようにして読むといいです。
そうやって
1年生の時から勉強してきた子は、
高学年になったら自分で解説を読んで理解し、トップクラスの成績を維持しています。
低学年のうちから親が勉強の仕方の手本を示すことが大切ですね。

1からの家庭学習の実践8<言葉かけは具体的に>「ていねいに」「ちゃんと(きちんと)しなさい」「早くしなさい」
よくお母さんが子供に話しかける言葉ですね。
「繰り返し言っているのにうちの子は全然できない。」という声もよく聞かれます。
 
子供は本当にこの言葉の意味が分かっているのでしょうか
 
子どもは丁寧にすること、きちんとすることはどういうことなのかわかっていません。
具体的に言ってあげてください。
丁寧に字を書く→四角のおうちに入れてあげようね」「鉛筆をゆっくり動かそうね」「お手本とそっくりさんに書こうね」などきちんと→「本はまっすぐにしてそろえようね」「背中をピンとして座ろうね」「足は床にくっつけようね」など早く→「時計の長い針が○○のところに行くまでにやろうね」など 
雑巾のしぼり方がゆるいとき、「力いっぱい5回しぼろうね」というと小さい子でも固く絞れます。「かたくしぼりなさい」といってもできません。

<文字を書くときも具体的に> 
とめ、はね、はらいも正しく丁寧に書かせたいのになかなかできない、
そういう時の声掛けも具体的にいう必要があります。
子どもへの声掛けの例・とめ→「ピタッ」・はね→「ピンッ」(はねが大きくなりすぎたら「元気良すぎるね」)・はらい→「すうーっ」・まがり→「カーブ」・おれ→「いっぺん止まってからかっくん